3月24日に行なわれた青年経営者・後継者講習会において、JR九州の常務取締役であり「博多駅地区まちづくり推進組織準備会」の会長である唐池恒二氏は、福岡の街づくりについて次のように語った。
「そもそも商業・流通で天神に勝とうとは思わない。集客数や蓄積してきたものが違うからだ。むしろアジア、とくにプサン・ソウルと、東京・大阪が今後のライバルになる。九州新幹線が開通する2011年、大阪では三越出店と阪急増床があり、東京では駅前大開発がほぼ終わる。天神と手を携えてこれらに対抗しなければならない」。
福岡に住む我々としては、どうしても天神との比較や回遊性の問題を考えてしまうが、たしかに狭い福岡で争っても仕方が無い。対抗すべき相手は日本・世界的視野で捉えておく必要がある。
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