人材派遣の(株)パソナグループ(本社:東京都千代田、南部靖之社長)は、3月26日、平成20年5月期 第3四半期財務・業績の概況(連結)を発表した。
それによると、売上高は177,766百万円、経常利益は5,140百万円、当期純利益は2,349百万円となっている。
当期は、人材紹介事業、アウトソーシング事業などの成長分野の積極拡大と、再就職支援事業に注力したとしている。しかし、人材派遣事業においては、昨秋から年末にかけて、新規登録者数の減少など派遣スタッフの確保が厳しかったとしている。
優秀な派遣スタッフの長期安定化は続いているものの、人材派遣事業全体の伸び率が鈍化したことから、連結売上高は177,766百万円(前年同期比4.1%増)となった。
利益面では、人材紹介事業、アウトソーシング事業などの収益性の高い事業が引き続き伸長したことにより、売上総利益が拡大し、粗利率は20.8%まで改善した。
一方、人材派遣事業での優秀なスタッフの獲得と長期安定化を促進するため、福利厚生の拡充や処遇の更なる向上を図ったことに加え、成長分野での積極採用などの人的投資を実施したこと、家賃を中心とした拠点施設関連の費用などの販管費が増加したことから、連結営業利益は5,087百万円(前年同期比23.4%減)、連結経常利益は5,140百万円(前年同期比24.0%減)となったとしている。
また、当第3四半期間に関連会社株式を売却し、投資有価証券売却益1,088百万円を特別利益として計上している。
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