公正取引委員会は、3月26日、第一貨物(株)(本社:山形市、武藤幸規社長)に対し、下請代金支払遅延等防止法の「下請代金の減額の禁止」の規定に違反があったとして、勧告を行った。
第一貨物は下請業者に対し、「割戻し」「値引き」として下請代金の一部を負担するよう要請し、2006年9月から2007年9月までの間、支払うべき代金を減額していた。
同委員会は、第一貨物に対し、減額していた代金を支払うこと、また、今後このような減額を行わないよう社内で周知徹底することなどの勧告を行った。
この件について第一貨物は
「この是正勧告を真摯に受け止め、改めて下請法遵守に係る社内教育を徹底し、全従業員のコンプライアンス意識の高揚に努め、再発防止を図る」
としている。
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