九州・山口野県議会と福岡県議会
~ 政務調査費で改善がないのは福岡県議会だけ ~
昨夜お知らせしたように、全国市民オンブズマン連絡会議による情報公開ランキングで福岡県議会は全国都道府県中32位だ。特に政務調査費に関する情報公開は30ポイントが満点だが、獲得ポイントは1という結果になっている。
福岡県議会の政務調査費は議員一人当たり月額50万円を会派が代表して受けとる。
会派は年間に受け取った政務調査費の総額を7つ程の項目に振り分けて記入した政務調査費報告書1枚を議会事務局へ提出するのみで、議員の支出内容を個別に確認することはできない。
全国市民オンブズマン連絡会議は政務調査費に関するアンケート調査を行ない、領収証の公開についての質問を行っているが、福岡県議会ではこの質問に対して必要と回答をよこした議員は88名中、14名という結果になっている。
福岡県議会が政務調査費について、事実上、支出内容を非公開といえる形で、全く改善がとられないなかで、九州・山口のその他の県議会は昨年中に領収証の全面的添付と公開を次ぎつぎと実現している。
沖縄と熊本の2県が遅れていたが、前者は本年7月から領収証の添付が実施され、後者は議会に内に政務調査費検討委員会が立ち上げられ協議されている。
市民からの批判の声が強いこの問題について、協議の場さ立ち上げられていないのは九州・山口では福岡県議会のみとなっている。
全国市民オンブズマン連絡会議
全国情報公開度・都道府県・政令指定都市・中核市ランキングページ
http://www.jkcc.gr.jp/rank/12/12_01.html
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