トキハは5月末に開く定時株主総会で役員人事の大幅若返りを図る見通しだ。
4月1日付けで新社長に就任する佐藤裕士トキハインダストリー社長(60)を中心に若手で固め、経営刷新を図る方針と見られる。
総会では営業統括本部長で代表権を持つ小野健一郎専務(64)、経営管理本部長の田染哲司常務(64)、本店長の廣田八洲夫常務(63)の役付き役員3名全員が退任する。
岡本邦彦社長(68)は4月1日付けで代表取締役相談役になった後、代表取締役副会長に就く見通し。
新役員は若手を起用する意向だ。
トキハは役員の高齢化が顕著で、百貨店の中では若返りが遅れていた。新体制で経営改善を急ぐ構えだ。
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