西日本鉄道(株)の平成20年度事業計画(発表分)では、バス事業において、バリアフリー化に一切触れられていない。
高齢化社会という時代背景もあり、2006年12月、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」が施工され、それに伴い、国土交通省より「移動等円滑化の促進に関する基本方針」が出された。同方針では、旅客施設、道路、都市公園、建築物など、あらゆる場面での移動円滑化(=バリアフリー化)の数値目標が掲げられているが、それは電車、バスなどの移動手段においても例外ではない。
とくにバスに限って言えば、2015年までに総車両6万台の低床化(※1)、2010年までに総車両数の30%のノンステップバス化(※2)という目標が設定されている。
つづく
※1 床面の地上面からの高さが65センチメートル以下、スロープ板及び車いすスペースが1以上、乗降口と車いすスペースとの間の通路の有効が80センチメートル以上であることなどの基準を満たす必要がある.
※2 床面の地上面からの高さが概ね30センチメートル以下のバスを指す。
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