国の指針として、バスのバリアフリー化が掲げられている一方、時代に逆行するようなバス事業の計画を発表した西日本鉄道(株)(詳細は前回、前々回を参照)。
全国的には、バスのバリアフリー化へ向けた動きが進んでいる。国土交通省の発表によれば、2000年度における低床バス車両数が2,877台、うちノンステップバス車両数が1,289台だったのに対し、06年度は、それぞれ19,434台、10,389台(同順)と飛躍的に増加している。
各事業者を管轄する全国10運輸局別に、その導入比率を見れば、関東運輸局管轄分が31.33%で最も高く、近畿運輸局管轄分で24.14%、中部運輸局管轄分で22.53%と続く。西鉄バスが含まれる九州運輸局管轄分は2.47%(8,368台中207台)とワースト3位。ここで問題になってくるのは、西鉄のバス保有台数だ。
つづく
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