鉄道・運輸機構は、予算総額3634億円（前年度比13.4％増）の2008年度事業概要を明らかにした。新幹線建設費に3102億円を計上し、九州新幹線鹿児島ルートの博多―新八代間に1270億円（21.5％）、長崎（西九州）ルートの武雄温泉―諫早間に10億円（同額）配分した。

　鹿児島ルートの博多―新八代間130kmの07年度末の進捗率は予算ベースで63%となっており、今年度の事業費を含めると約79％が予算化された。

　トンネルはすべて掘削済みで、現在は高架橋建設や軌道工事、電気工事、駅舎建設などが10年度末の完成を目指して進められている。

　なお、今月28には鉄道・運輸機構と佐賀県、長崎県、JR九州の主催で、武雄温泉・諫早間建設工事起工式が嬉野市の嬉野総合公園多目的運動広場で行なわれるほか、建設工事起工祝賀記念大会（仮称）が諌早市のホテルグランドパレス諫早で開かれる予定。

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