「夜間対応型訪問介護サービス」を4月よりスタート!
【貞包(さだかね)社長のプロフィール】
1956年埼玉県秩父郡生まれ 京都大学工学部・大学院冶金学科卒業
川崎製鉄勤務後、平成2年に夫人の実家三ヶ森タクシーを継ぐ
全国で唯一のタクシー定期券などアイデア社長でも知られる
Q:まず暫定税率期限切れでタクシー業界は影響受けていらっしゃるのですか?
貞包:
いいか悪いか分りませんが、タクシーの場合、ほとんどの車がLPGで全く影響はありません。LPGは80円/Lぐらいです。走行距離は6km/Lぐらいと決して燃費がいいとは言えないのですが。最近ハイブリッドカーを導入するところもあるようですが、車両価格が割高なので当社としてはまだ導入しておりません。
Q:いろいろ新しい事業を展開して三ヶ森タクシーさんは話題を提供していますが、最近の事業での取り組みはあるのでしょうか。
貞包:
介護保険が適用される「夜間対応型訪問介護サービス」を北九州で初めてこの4月からスタートしています。要介護1以上の方が契約いただいてご自宅にケアコール端末を設置し、倒れて動けない場合など緊急時に24時間対応の当社のオペレーターを呼び出すことができ、必要に応じて介護のプロが駆けつけるというサービスです。
緊急時だけでなく、ご家族が夜の勤務や出張で不在の場合もケアプランに基づいて定期巡回し、オムツの交換、トイレ介助、身体の清拭なども行います。
身に付けられるペンダント型のコール端末もあり、いつでもどこでもボタン押すだけで介護資格を持ったオペレーターにつながります。
Q:独り住まいの高齢者の方には安心できるシステムですね。
貞包:
高齢化の進んでいる北九州で、タクシー事業だけではなく、高齢者の方が健康で移動しやすいようにと介護事業を始めましたが、まだまだ必要なサービスは多くあると思います。制度としての夜間対応型訪問介護サービスは2年前からあったのですが、18年度は北九州市内で誰も手を挙げるところがなく、
19年度に当社が応募してようやく20年度4月から実施できるようになりました。
カバーエリアが市内全域となりますし、24時間対応の介護資格を持ったオペレーターをタクシーとは別に待機させなければなりませんので、通信設備の補助金はでますが、採算がとれるかどうか、まずは150名ぐらいの利用者を目標としています。
Q:高齢者ご本人の安心もありますが、留守をする場合や離れて住む家族には非常に助かるサービスですね。でもあまり知られていないようですが。
貞包:
市の広報で、もう少し広めていただければありがたいのですが、特定業者のPRとなると思われているようです。
当社の力だけではこうしたサービスの存在自体を知らない方が多いと思います。
せっかく介護保険が適用されるものですので、このメルマガでお知りになった方で関心をもっていただいた方には是非お問合せいただければと思います。
(問合せ先:093-614-2022ほほえみ夜間サービスセンター)
つづく
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