増収減益
(株)エムビーエス(山口県宇部市、山本貴士社長)は、4月15日、平成20年5月期 第3四半期財務・業績の概況(非連結)を発表した。
それによると、売上高は前年同期比75.1%増の946百万円、経常損失は52百万円、当期純損失は58百万円となっている。
建造物リフォーム市場において、ホームメイキャップ工法の積極的な市場浸透活動を図った。また、新たな居住空間システムであるセキュメゾンの販売実現やデベロッパーとの業務・資本提携により、中長期的な成長を意図した経営ノウハウ・資源の強化を図った。
研究開発活動については、「スケルトン耐震防災コーティング」が国土交通省のNETIS登録を完了し、今後の建造物および構造物の公共工事受注に向けて、計画的な推進を行っているとしている。
売上高は東京支店で前年比2.2倍となる伸長やセキュメゾンの早期完売実現などにより増加。営業利益は売上拡大による売上総利益が増加したものの、債権回収の滞りによる貸倒引当金繰入額14,526千円の計上により減少した。
経常損失は、仕入コストの安定化を図るため導入している通貨スワップ取引が、サブプライムローン問題による円高の影響を受けデリバティブ評価損55,552千円を計上。当期純損失については、当期より導入した過去の完成工事に対する工事補償引当金が発生したとしている。
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