福岡市7区長インタビュー。今回は、西区の岩崎憲彰区長。
西区は、東部地区、西部地区、島の大きく三つの地域に分けられる。「まず東部は、北が市街化区域、南が市街化調整区域となります。市街化調整区域である南側は、主に一次産業が主流の地域です。西区は市街化調整区域が多い区ですが、東部は市街化区域と市街化調整区域がそれぞれ共存しています」(岩崎区長)
東部地区は、北部の姪浜駅を中心とした市街地、そして、南部の金武地区を中心とした市街化調整区域、つまり農村部に分かれる。狭い範囲でのこのような性格の違いは、西区の地形的特性によるものである。
西部地区について区長に尋ねると、「西部は唐津街道沿線が地域の中心となります。また、九州大学もありますから、街道沿線と九州大学の連携が重要ですね。また、この地域では水産が重要な産業です。これらのバランスをとることが、西部地域にとって重要なことです」と話す。
東部地区は市街地と農村部が共存しているが、西部地区はそれに九州大学という新たな「波」も加わる。産学官連携の活動が頻繁に行われている福岡市において、九州大学を区内に有する西区の役割は大きい。特に、農林・水産業と九州大学の連携は、市街化調整区域を多く抱える西区にとって、重要
な課題となる。
市街化調整区域が多い西区にとって、農林水産業は、区の重要施策の一つである。そのため、岩崎区長は、市街化調整区域のこれからの在り方を地域の住民と一体となって模索する。
「住民の皆さん自身がどうしたいのか、という議論を進めてきましたが、なかなか結論が出せずにいます。そこで平成20年度は、これまで校区単位で話し合っていたものをもっと小さくし、いろんな視点から議論を進めていきます」(岩崎区長)
住民と共に農村部の在り方を模索する岩崎区長。重要なのは「住民がどうしたいのか」という住民自身の意見であるという。住民の意見の中には、「後継者づくりのバックアップを」という意見もあり、やはり西区でも後継者問題は深刻であることがわかる。
また、「九大との連携を」という意見も出されるとのことで、やはり、農林水産業の九大との連携は、今後の西区にとって重要な課題となりそうである。
つづく
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