増収増益
(株)安川電機(本社:北九州市八幡西区、利島康司社長)は、4月15日、平成20年3月期決算を発表した。
それによると、連結売上高が前年同期比3.6%増の382,327百万円、経常利益が同比5.5%増の35,212百万円、当期純利益が同比6.6%増の20,242百万円となっている。
同社は、中期経営計画“ダッシュ100”(基本方針:シェア・事業規模・収益性における真のグローバルNo.1事業の確立、新規事業の立ち上げ・育成、売上高経常利益率10%の早期実現)の2年目にあたる当期を、その目標達成に向けて強力な地盤づくりを行なう年と位置づけ、以下の施策を実施してきた。
(1) ACサーボ・コントローラやインバータ、ロボットなどのメカトロ製品群において、付加価値向上、新製品の市場投入、拡販とシェアの拡大。
(2) 当期中に竣工したインバータ新工場(ドライブセンタ)での、生産ラインの大幅な自動化および効率化。
(3) 製品品質向上の活動強化、人材育成等の諸施策の取り組みを強化。
以上の結果、とくに電子部品業界向けモーターやインバータが好調で、鉄鋼業界向けシステムエンジニアリングが上伸。海外ではアジアや欧州が伸び、海外売上高比率が初めて50%に達した。一方でロボットは、半導体製造装置向けなどが落ち込んだ。
なお次期は売上高4,000億円、経常利益380億円、純利益210億円を見込んでいる。
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