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清潔な現場は足元から 食品工場床改修のススメ 駿河工業(株)
特別取材
2008年4月16日 09:38

Company Information
代 表:大川内 利文
所在地:静岡市駿河区西脇661-1
福岡営業所:福岡県大野城市御笠川5-1-5
設 立:1969年10月
資本金:1,000万円

 食品を扱う企業にとって、現場の衛生管理徹底は必要不可欠。それは、対策を講じて云々という問題ではなく、食を取り扱う企業にとって、最低限のハードルだ。駿河工業(株)福岡営業所では、塗床材「タフクリート」による食品工場の床改修を手掛け、衛生面での安全性向上に貢献する。

清潔な現場づくりを
 昨年以降、食の安全を脅かす事件・事故が多発し、誰もが「食品」に対して疑心暗鬼になっている。支払った代金のみを担保に、他人が作ったものを何の疑いも無く食する(過剰なまでにお人好しな)習慣というのは、世界的に見れば稀有なものかもしれないが、それでも日本の“食品の安全性”は世界に誇れるべきもの「だった」。現在、それが崩壊しつつあるのか、それともすでに崩壊していたものが顕在化し始めているのか。いずれにせよ、食の安全を再構築することこそ、食品を扱う企業の急務だろう。原油高高騰に伴う材料費の上昇で、たとえ利幅が薄くなろうとも、常時、優先的に考えねばならないのは衛生管理の徹底であるはずだ。
 
 消費期限の偽装、異物混入事件など、誰かの恣意的なものにより引き起こされるものは、企業の直接的な防止策が効果を発揮しづらい。前者は管理側のコンプライアンスの問題になってくるため、一朝一夕で抜本的に変えることは不可能だろう(善悪に関係なく、旧来の慣例を断ち切ることは難しい。経営者の一新などすれば別だが)。後者において、外部からのものに対しては、セキュリティ対策を講じることである程度防げる。しかし、内部関係者からの混入となれば、簡単に解決できるものではない。こういったケースは、長期的に解決していくべき高次な問題と言えよう。

 ただ、清掃、消毒、保存管理などの日常的な衛生管理の不徹底による健康被害の発生となれば、それは単なる職務怠慢だ。前述した高次的な問題に対し、低次レベルのものと言わざるを得ない。管理側は常に衛生状態をチェックすべきだし、従業員側にルールを示し、安全性確保のためのシステムを構築すべきだろう。もちろん、衛生的な現場づくりというのも、管理者側の義務だ。劣化した食品工場で、安全なものを製造できるはずがない。


劣化しやすい床

 食品工場の場合、もっとも劣化が進みやすいのは「床」。加熱調理や熱水放流などによる連続的な床材の膨張・収縮(ヒートショック)、蒸気洗浄による高温環境、清掃時の薬剤による侵食といった過酷な条件に日々さらされるため、天井や壁以上に傷みやすいのは当然だ。そこで強みを発揮するのが、駿河工業(株)が手掛ける、環境配慮型水性硬質ウレタン系塗床材「タフクリート」シリーズだ。

 劣化した床は、生産性を低下させるだけでなく、衛生面にも影響を与える。それに関して、駿河工業福岡営業所の大川内末雄所長はこう語る。「食品工場や厨房の床には、常に厳しい負荷がかかっています。その結果、劣化がすすみ凹凸ができてしまった床には、流れてきた水が溜まる。そこに菌が発生しやすくなるわけです。そういったところにタフクリートを施すことで、施設の衛生面での安全性向上に貢献できます」。もちろん、床の凹凸が無くなることで、従業員が働きやすくなり、生産性の向上も期待できる。

 また、タフクリートの名に冠してある「タフ」の言葉通り、さまざまな負荷に対して長期耐久性を持つ。耐薬品性、耐久性、耐衝撃性、難燃性に秀でているだけでなく、前述したヒートショックにも強い。95℃の熱水に5分間、10℃の冷水に10分間さらすというサイクルを5,000回繰り返しても、ヒビなどの異常は見られない。そのほか、材料にシックハウスの原因とされるアルデヒド類やVOC類を含まないため、施工後も安心。さらに、水性・無溶剤タイプのため溶剤臭がほとんど無く(きわめて無臭)、食品への臭い移りも心配ない。


ニーズに合わせて施工可能

 ただ、改修のために生産ラインをストップさせることはできない。できるだけ短時間で施工してしまわなければならないが、タフクリートは速硬化性を有しているため、その点に関しても問題無い。「例えば、夜、操業を終えた後から改修工事に取り掛かり、朝、再び工場が動き出すときまでに、床を完成させることができます。工場運営がストップする心配はありません」と大川内氏。

 また、現場のニーズに合わせて材料や工法を選択できるという利点もある。熱水の負荷は大きいが、薬剤による劣化はさほど無いという床の場合(回転釜の下など)や、逆に耐薬品性が欲しいという場合に、その各々の要望に応じた材料、工法で対応。これは、無駄なコストを省けるという面でも優れている。

 さまざまなメリットを有するタフクリートだが、床の改修工事には、施工側の技術力も求められるという。例えば、排水溝では常に一定方向へと水が流れないといけないが、それは勾配がとられているため。改修工事となると、この勾配をかんがみた施工能力が必要となってくる。その点、駿河工業は創業40年以上という業歴もさることながら、トヨタ九州の宮田工場・小倉工場、日産車体の九州工場、ハウステンボスなどの床工事に携わるなど、相応の実績も有している。
 食品工場の衛生管理は、企業の義務であり、食品を扱うための前提だ。足元をしっかりとした上での操業こそが、その第一歩となる。


※ 現在、駿河工業福岡営業所では、2008年5月末日まで、無償でタフクリートMH(耐熱・耐久性塗材)の試験施工(約3m2分)を行なっている。ご興味を持たれた方は、是非、お問い合わせを。

【問い合わせ先】
駿河工業 福岡営業所
TEL:092-503-0600
FAX:092-503-7999



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