★ 利点の活用で路線開拓を
路線も、マカオ線や韓国ソウル線など国際線がこの夏からチャーターですが飛ぶようになり一層整ってくるようですね。
井上/ はい。しかし今後も一層路線を増やす努力が必要です。北九州空港から夏期のみに限って飛んでいるウラジオストック線の搭乗者を見ると、島根や広島あたりの方が見られます。
これは、他の空港にない路線を貼れば、相当広範囲からの集客が望めるということです。
路線を増やしていくという点で、もう一つ考えられるのは24時間運用可能という同空港の利点を最大限活かしてエアポートセールスを行なう、ということです。
例えば、シンガポール空港を午前1時すぎに出て福岡空港に8時に到着する便があります。
同便は、福岡空港が午前7時を過ぎなければ開かないという事情からこのような無理な時間を使った運行になるのですが24時間運用の北九州空港を使えばもっと楽な時間を利用して飛べます。
韓国方面にしても、中国方面にしても県内2本の滑走路のうち一方の福岡空港の滑走路が開く前、また閉じた後で集客が望める時間帯に路線を貼りながら国際線の便数を増やしていくという形が考えられます。
北部九州600万人から700万人の圏域人口の中で2本の滑走路があり、その内の1本は24時間運行可能な滑走路だということをポイントに私自身は海外の航空会社にセールスしています。
麻生知事、吉田福岡市長、北橋北九州市長にも福岡県内に2本の滑走路があるという利点を念頭に置いたトップとしてのエアポートセールスを行なって頂きたいと思っています。
つづく
井上秀作サイト http://www.fk.urban.ne.jp/home/shusaku/
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