不可解な市役所秘書課の姿勢
本日、吉田宏福岡市長の東京出張(4月11日~14日)について、再度どこの官庁を訪問したのか確認した。市秘書課はどこの役所を訪ねたのかという情報について「出すことはできない」と回答。これが検討した結果なのだろう。あとは情報公開で出される文書がすべてという趣旨の話である。
※( )内は本社記者 「 」内が市秘書課
(公務といいながら、どこの役所を訪ねたか市民に教えられないのはおかしい、情報を出せない理由は何か)、と問い詰めたが、
「公務なんですけども、いろいろ業務の都合上ですね・・・」。
意味不明の言葉が返ってきた。
(いろいろとは何か?どのような都合なのか?)と畳み込むと、
「政策決定過程上全て明かす必要のないものもある」と言い出した。
今回の市長の役所回りという公務は、政策決定に関係することらしい。
(政策決定の過程と、どこの役所に行ったかは関係ないでしょう。おかしいじゃないか。)
(どこの役所に行ったのかが市民に分かると、福岡市の政策決定に支障をきたすとでもいうのか)、とさらに突っ込んでみた。
答えが返ってこない・・・。
(どこの役所に行ったかを市民に知らせることはできないということですね)と念を押してみたが、
「いまのところ、その辺の判断までしてませんので、ご理解いただきたいと思います」
(理解できませんね。おかしいじゃないか、公務で行ったというのに、どこの役所に行ったかを言えないなんてあり得ないでしょう。そんな公務があるんですか?)
ここでまた、昨日の話になってしまい
「検討して、お電話しますよ」が始まった。
(さっき『お教えできない』と言われたではないか。検討したのではないのか)と聞くが昨日の話の続きだという。あとは検討して電話する、しかも時間の約束もできないと、昨日と同じ状況になってしまった。
さらに、「公務の部分というのをご理解いただきたいと思う」と、訳の分からない話が続く。
(公務だから、どこの役所に行ったか言えるだろう、ということを申し上げてるんですよ)
「趣旨はよく分かりますが・・・」ときた。
公費で出張し、役所を回ったというから、どこの役所に行ったのかを聞いているのである。話の内容まで公開せよと言っているのではない。また、どこの役所に行ったかを市民が知ったからといって、政策決定に支障が出るはずもない。一体何を隠そうとしているのだろう。
つづく
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