(株)丸和(本社:北九州市小倉北区)の支援の元に経営再建中の石原商事(本社:北九州市小倉南区)は、破綻に際して様々な軋轢を生んだ。債権者に多大な迷惑をかけたのもさることながら、最後は役員間の人間関係も破綻していた。
当時の石原会長は「民事再生を望んでいたが、意に反して役員が会社更生法を申請した」といった風評が流れた。また、債権者会議で石原元会長は経理を一任していたその役員に責任を被せるような発言もあった。
こうした中でNo.2の地位にあった元副社長のその後の去就が判明した。「現在は独立して中津市で事業を起こしている」という。
当時の石原商事の中枢を知る人物として高い関心を示されていたが、逮捕間近といわれる石原元会長の動向にいかなる影響を与えるか注目される。
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