トヨタ自動車は22日、生産子会社のトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の社長に須藤誠一常務役員(57、現在は北米生産統括会社、トヨタモーターエンジニアリングアンドマニュファクチャリングノースアメリカ(TEMA)社長)をあてる人事を固めた模様。渡辺顕好(65)トヨタ九州社長は、空席の会長に就任の見通しで、6月の株主総会後の取締役会で正式決定する。
渡辺社長は就任から丸6年経っており若返りを図るため、また同社には社長職は65歳までという内規があるための人事の模様。
トヨタ九州は、今夏にハイブリッド車用ユニット工場を稼働、09年からは「レクサス」の生産も拡大する予定。須藤次期社長は、生産管理部などを経て北米で生産統括を担当、国内外で幅広い生産管理部門の経験を持つことから起用が決まったようだ。
一部報道では、須藤氏以外にも候補が挙がっており、場合によっては渡辺社長が例外的に1年間続投する可能性もある、とも報じられていた。6月の正式な決定まで結果は分からないことを付け加えておく。
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