本日4月23日水曜日、ホテルセントラーザ博多において、「博多まちづくり推進協議会」の設立総会が開かれた。同協議会は、2011年春に開通予定の九州新幹線、および新博多駅ビルの同時開業を、新しい博多駅地区のまちづくりの機会と捉え、昨年4月より、「博多駅地区まちづくり推進組織準備会」として、住民・企業・行政の各者が協力し、新しいまちづくり計画を推進してきた。
現在、活動エリアは、博多駅を中心に、東西約1.5キロメートル、南北約1キロメートルを対象としている。「九州」そして「アジア」の玄関口である博多駅地区を舞台に、住む人、働く人、訪れる人が主役となったまちづくりを進め、皆に愛され誇れるまち、新たな時代の魅力的な風格あるまちを創造することを会の理念としている。
会長を務める唐池恒二・九州旅客鉄道(株)常務取締役は記者団の質問に対し、「事務局はJRだが、我々は109名の会員のうちの1名として、皆で協力してまちづくりを推進していきたい」「これから福岡のライバルとなるのは東京や大阪、またソウル・北京・香港などのアジア経済圏。天神地区と協力し合って福岡を盛り上げていきたい」と、皆で作るまちづくり、都市間競争の時代を見据えたまちづくりをしていきたいと抱負を語った。
今後は社会実験や地域イベント、マナーアップキャンペーンやワークショップなど、地域密着型のイベントを行なっていく予定。これから博多駅地区はどのように変わっていくのか、新しいまちづくりに期待したい。
※今回のまちづくり協議会の様子ならびに会へ参加された方々にいただいたコメントをNet-IBチャンネルにて放送いたします。そちらもぜひご覧下さい。
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