ピーク時2兆円産業であった訪問販売は、一部訪販業者の違法行為が社会問題化し、国による法規制強化や対応する金融機関への締め付けにより、ここ数年間でピーク時の半分以下、7,000億円程度まで落ちている。
富山の薬売りなど訪販事業の歴史は古く、(株)ヤマダ電機の社長も独立した当時、電化製品の訪販事業で蓄財し、現在のヤマダ電機の礎を築いている。
一部の悪徳訪販業者の問題から、健全な訪販業者までもが大きな影響を受けている。問題もあったことから、国が法規制強化するのは仕方ないにしても、社会的ニーズのある訪販業に対して、金融機関への圧力(取引金融機関の殆どが撤退)はいかがなものかと思われる。
※記事へのご意見はこちら