M&Aと言えば大企業による大型M&Aと思いがちであるが、M&A全体の大多数を占めるのは実は中小企業のM&Aである。
中小企業のM&Aにおける売り手の動機は、後継者不在によるものが約5割を占めているが、最近こんな事例も増えている。
事例:住宅建築会社が住宅リフォーム会社を買収
狙い:住宅リフォーム業界は、高度成長期に建てられた住宅が築25~35年を経過しリフォームの時期に差し掛かっていること、耐震リフォーム需要の増加、親の介護に係るリフォーム需要等により2010年には、7.4兆円市場になると言われている。新たに事業部を育成するよりは、成長分野をターゲットにノウハウを持つ企業を取り込む方が効率的という側面もある。
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