(株)九電工(本社:福岡市南区、橋田紘一社長)は、4月28日、通期業績予想の修正と、執行役員制度の導入を発表した。
平成20年3月期(平成19年4月1日~平成20年3月31日)の業績予想の修正
◇連結業績予想数値の修正(平成19年4月1日~平成20年3月31日)
【売上高】
前回発表予想:252,000百万円
今回修正予想:236,200百万円
増減額:△15,800百万円
【営業利益】
前回発表予想:5,000百万円
今回修正予想:6,900百万円
増減額:1,900百万円
【経常利益】
前回発表予想:6,500百万円
今回修正予想:8,200百万円
増減額:1,700百万円
【当期純利益】
前回発表予想:2,800百万円
今回修正予想:3,300百万円
増減額:500百万円
連結業績予想の修正理由は、主に個別業績の影響によるものとしている。
個別業績において、売上高の減少は、一部大型工事の完成引渡し時期が翌期にずれ込んだため。
また、利益面については、不採算工事の排除やコスト削減等の施工努力の結果、工事利益率が向上したことなどから営業利益、経常利益および当期純利益ともに前回予想を上回る見込みとしている。
執行役員制度の導入
制度導入の目的は、取締役会の「意思決定・監督機能」と「業務執行機能」を分離し、コーポレートガバナンスの強化を図るとともに、効率的かつスピーディーな経営を実践することを目的に執行役員制度を導入するとしている。
執行役員の概要は、
(1)執行役員の選任・解任は取締役会の決議によるものとし、任期は1年
(2)執行役員は、社長の統轄の下に、取締役会から委任された範囲内で業務を執行する
(3)執行役員は、「専務執行役員」、「常務執行役員」および「執行役員」で構成する
(4)取締役は執行役員を兼務することができるものとする
(5)執行役員と会社との契約関係は「委任契約」とする
としている。
また、取締役の変更事項は
(1)現行の定款に定める取締役の定員を「20名以内」から「15名以内」に変更する
(2)役付取締役のうち「専務取締役」及び「常務取締役」を廃止する
としている。
なお、導入予定日は、6月開催予定の第80期定時株主総会終結後。
▼関連リンク
⇒株式会社九電工
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