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積水ハウス100周年を目指して(1) 新たな挑戦 | 愛する積水シリーズ
連載コラム
2008年4月 2日 13:17

4月1日から、新年度が始まった。暫定税率も遂に時間切れ政治の無責任により、ガソリンスタンドは大混乱している。近年、時代の変化が激しく、誰も予測できない事態が起きている。原油価格の100ドル越え、サブプライムローンによる世界的な金融不安に伴う株価の暴落、本来なら、株、金融に投機資金が行くべきところ、金、石油、穀物等、現物資源に流入し始め、そのことが資源の高騰となり生活用品まで高騰し、影響が出始めている。金融不安、資源の高騰は、世界経済の様相を一変させた。好調といわれていたアメリカ経済が下落に転じ始め、それに伴い世界経済もマイナスに転じ始めたのである。このようなことを1年前、誰が予測しただろうか。今後も、経済の大きな変動、地球温暖化による環境の劇的変化、等人類未経験のことが起こるかもしれない。

こんな情勢の中、積水ハウスは2年後に創業50周年を迎える。日本のプレハブ住宅産業は世界に例を見ない、独自の産業として発展してきた。日本の産業のほとんどは欧米先進国のまねをしながら発展してきたのだが、プレハブ住宅産業は世界に先達はなく、海図のない海原を航海するように、先人達が苦難を克服しながら、現在、日本固有の住宅産業として確固たる地位を占めるにいたっている。積水ハウスと大和ハウスは1兆5千億を越える巨大企業に成長している。ここにいたるまで、半世紀を有したのである。この激動の時代、積水ハウスは和田会長兼CEO,安部社長兼COOの新体制の人事が発表された。新たな船出の決意の表れと思える。積水ハウスは住宅産業界のリーダーであるべきだ。「人間と自然の共生」「人間性豊かな住まいと環境の創造」をテーマに、企業として「人間愛」を根本哲学に据え事業展開している。常にお客様の目線で、提案型の営業を展開しているのである。お客様を愛し、優秀な社員を擁し、商品力も遜色はないにもかかわらず、2年前、業界NO1の座から滑り落ち、先発メーカーの大和ハウスに首位の座を譲り渡したのである。創業時代から一貫して仮設住宅というイメージのプレハブ住宅を高級住宅のイメージに変える努力をしてきたのは積水ハウスが一番だろう。それにもかかわらず、大和ハウスの後塵を拝してるのである。この原因はどこにあるのか、いろいろな角度から分析していきたい。 その上で、100周年に向けてのスタートとしてもらえればと思う。

野口孫子

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