クリナップ(株)(本社:東京都荒川区、井上強一社長)は、5月8日、を発表した。
売上高は前期比8.1%減の112,811百万円、経常損失は1,382百万円、当期純損失は3,078百万円となった。
当期の売上を部門別に見ると、厨房部門では、景況感の悪化もあり、高級品クラスの「S.S.」は数量で3割を超える減少、中・高級品クラスの「クリンレディ」も数量、金額とも前年同期を下回った。また、マンション向けのシステムキッチンは前年同期に比べ増加したものの、普及品クラス、セクショナルキッチンとも前年同期を下回った。この結果、厨房部門の売上高は、前年同期比10.4%減の878億6千2百万円となったとしている。
浴槽・洗面部門では、中・高級品クラスのシステムバスルーム「アクリア」は数量、金額とも伸長した一方、普及品クラスの「L―バス」は、数量、金額とも2ケタ以上下回り、システムバスルーム全体では数量は前年同期比減少、金額では微増となった。また、洗面化粧台は数量、金額とも前年割れで、浴槽・洗面部門の売上高は、前年同期比0.2%減の202億4千4百万円となったとしている。
利益面では、原材料値上げの影響は、製品の値上げや原価低減である程度吸収できたが、プロダクトミックスの悪化が響いたため損失となった。なお、当期純損失には繰延税金資産の取り崩しもあったとしている。
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