三菱商事は日本向け液化天然ガスの約半数を担っており、オーストラリア、インドネシアなどにいち早く進出している。とりわけブルネイ事業へは、ブルネイ政府、シェルとともにオイルショック以前の1972年より進出。東京電力などに供給して日本のエネルギー需要に大きく応えてきた。1993年に一旦契約満了となったものの、従前の実績が評価されて2013年まで契約は延長されている。当然その後も延長が規定路線と見られるが、ここへきて契約延長が危ぶまれている。「ブルネイ政府が三菱商事を切りたがっているのでは」(関係者)というのだ。資源開発で高い収益を上げるようになってきた同社だが、「がっちりすぎてブルネイ側に煙たがられているのでは」今後エネルギー需要は更に増大すると見られるだけに、三菱商事には企業収益だけでなく国益を踏まえて活動してもらいたい。
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