麻生知事の心づもり
━━ 麻生知事の空港に関する本音がどこあるのか、と憶測を産んでいます。
県議/ 知事は今年1月までは、現在の福岡空港へ2本目の滑走路を建設しよという、いわいる現空港拡張案を考えていたようだ。
ところが、入り乱れる地権者との交渉が必要になる現空港の拡張案では手間の時間もかかるということで、やはり新空港建設の方へ軸足をとられている。
明日話がまとまっても新空港建設の完成は15~20年先の話だ。
その上、現在の建設計画案では、現福岡空港の離発着回数が1.5倍程度増えるに過ぎず飛躍的な容量増は望めない。
建設費は1兆円を超えると予測されるが、これ程の時間とお金をかけて結局でき上がるのは、現在の空港の規模の倍にもならない空港を作ることに県民は納得するだろうか。
めざましい発展を遂げるアジアにおける都市間競争や、航空需要争奪戦を考えると、昨今の福岡県における空港論議はとにかく矮小な所で行なわれている。
前回も指摘したが、空港整備は激変する対外環境に対応して資本を集中し一挙に進めることが求められている。
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