【MAXふくおか市政ニュース】 2008/5/12
圧倒的な情報力で福岡市政を斬る!【MAXふくおか市政ニュース】
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01●市長公用車 タクシー代わりに使用
問われる吉田福岡市長の公人としての資質
02●記者・日下部の「教育の現場から」
子ども達の「生命力」を育てる高取保育園(その4)
03●市長の週間予定表
04●福岡への提言200人 No.025
~中国書店代表 川端 幸夫 氏~
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01●市長公用車 タクシー代わりに使用
問われる吉田福岡市長の公人としての資質
平尾の会合は「公務」と言えるのか?
吉田市長の昨年12月4日(火)最終の公務とされる「女性経営者を含む経済人との懇談会」は、午後9時前後から開かれたものである。
先述のとおり、この日吉田市長はホテル日航福岡で行なわれたある祝賀会に出席しているが、同ホテル玄関前で女性二人を市長公用車に同乗させたのが午後8時30分から9時の間である。
この後、中央区平尾にある和食の店に向かったことになるが、同店に到着するのは、午後9時から9時20分までの間くらいと推測できる。
というのも、本社取材班が入手した、当日の市長公用車の「自動車運行表」と、ホテル日航福岡玄関前での乗車時刻から、市長の行動がおおよそながら特定できるからである。参考までにその運行表をご覧いただきたい。
(運転手氏名と印影の黒塗りは本社取材班による)
16時20分に市役所地下の駐車場を出た市長公用車は、21時40分に市役所に戻っている。市長を降ろした後、公用車が市役所に直行したとして逆算すると、平尾到着は前述の時間くらいに収まる。平尾から市役所まで20分もみれば充分であり、そうなると9時過ぎに平尾の和食店に着いたということになる。
21時をまわってからという時間で、飲食をともなう会合が、果たして「公務」と言えるのか、はなはだ疑問である。
「女性経営者を含む経済人との懇談会」が行なわれた日本料理店は、カウンターとテーブル席ふたつの落ち着いた店である。仰々しく店の看板が出ているわけでもなく、「隠れ家的な」と形容するのがぴったりの、大人の店と言う印象を受ける。
「公務としての懇談会」が開かれたというのには、かなり無理があると思われる。
むしろ私的な飲食だったのではないか、という疑問を払拭することができない。
公務と私的飲食の線引きどこに?
福岡市においては、公務と私的飲食の違いは、どこで線が引かれているのだろうか。
市側が「公務」と言えば、個人的な会合・飲食も「公務」になってしまうのであれば問題である。「公務」には公費支出(税金)がともなう。現に市長公用車は税金でその運行が成り立っているのである。
懇談会が「公務」であったとするなら、その出席者と目的が明らかにされた上で、公金支出に見合った飲食だったのかどうかが問われなければなるまい。
市側が、「公務」と言い張る以上、その検証を可能にする情報を開示しなければならないだろう。
そのうえで、本当に問題の懇談会が「公務」であったのかどうか、市民や議会の判断を聞くことも必要であると考える。
同時に、タクシー代わりに公用車を使ったことへの責任が問われることは言うまでもない。
行き先が公務の場であろうとなかろうと、市長公用車の私的利用が許されるはずはないのである。
しかし、吉田市長にとっては、この会合をなんとしても「公務」で押し通す必要がある。その理由は後述するが、・・・。
つづく
(特別取材班)
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02●記者・日下部の「教育の現場から」
子ども達の「生命力」を育てる高取保育園(その4)
「五感散歩」のスタート地点のJR福吉駅から撮影した、十坊山がこれである。いかに遠くにあるかおわかりになるだろう。
それでも子ども達は、なお意気盛んだ。午前9時にスタート地点を出発し、約30分ほどで十坊山の登山口へ到達し、いよいよ本格的な登山道に入る。天気が良いせいか、ここまで歩いただけでも、着込んでいたインナーを脱いでしまうほど暑い。登山のうえに、この暑さでは子ども達もきついだろうと思って様子をうかがうと、なお、意気盛んだ。
最後尾から様子をうかがいながら登っていると、子ども達はただ淡々と登るだけではなく、登山道の脇になっている蜜柑や草花にも旺盛な興味を示し、指を指したり、手に取ったりする余裕があるほどだ。なるほど「五感散歩」とはよく言ったものである。五感を全部使って、山登りを楽しんでいるようだ。
かえって、同伴の保護者に若干疲労の色が見えている。子ども達はすいすいと登っていくが、何人かの保護者がやや遅れはじめた。スタートから1時間をすぎると、勾配も急になってきて、若干の子ども達が遅れはじめた。
しかし、感動的なことに、子ども達は親の手を引いたり、押してあげたりしているし、遅れた子ども達にも声を掛け合い、励まし合う姿がとても印象的だ。やはり「健全な精神は健全な身体に宿る」ものなのか。
スタートから約2時間後、何人かが若干遅れたものの、全員が山頂にたどり着いた。離脱者はいないし、息切れさえしていない。まだまだ余裕だ。これは驚くべきことである。大人でもきつい2時間の山道を子ども達が平気で登ってしまうとは・・。
そんな記者の驚きにはまるでお構いなく、子ども達はお弁当を広げはじめる。と、ここで当番さんが前に出て、何やら音頭をとりはじめる。お弁当の前に歌を歌うようだ。ははあ、お弁当のときに歌う歌といえば、記者にも記憶がある。「おべんと、おべんと嬉しいな・・・」というあの歌を歌うのかと思いきや、子ども達は実に意外な歌を歌い始めた。しかし、その歌の中にこそ、記者が驚愕した子どもたちの体力・気力の秘密が隠されているのだった。
つづく
(レポート:日下部晃志)
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03●市長の週間予定表
(平成20年5月12日~平成20年5月18日)
<12日>
※浜松市出張(指定都市市長会 市長会議)
[オークラアクトシティホテル浜松]
<13日>
※東京出張(全国フィルムコミッション連絡協議会・理事会)
<14日>
※沖縄出張(16日まで)
14:45 ~ 九州市長会 会長・顧問会議 [ホテル日航八重山]
16:00 ~ 九州市長会理事会 [ホテル日航八重山]
<15日>
10:00 ~ 九州市長会総会 [ホテル日航八重山]
13:30 ~ 九州市長会総会研修会 [ホテル日航八重山]
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04●福岡への提言200人 No.025
~中国書店代表 川端 幸夫 氏~
中国書専門の出版社
世界初の文革辞典発行
中国書店は、福岡市にあって中国関係のユニークな書籍を発刊している。1997年出版した「中国文化大革命辞典」は作家・猪瀬直樹氏に激賞され、NHKのニュース番組や全国紙の書評でも取り上げられた。世界を揺るがした文革の本格的な辞典は世界でも初めてで、地方の1出版社が発行したこと自体驚異に値する。
猪瀬氏が激賞した文化大革命辞典
この辞典はA5判・1125ページという大分量で、文革の全貌を時系列的に解き明かした世界初の本格的な辞典といわれる。編纂したのは中国の在野のジャーナリスト・陳東林氏ら3名。陳氏自身が文革世代で、元紅衛兵ら関係者に取材する一方、散逸しかけていた当時の資料を収集し9年の歳月をかけ88年完成した。
ところが中国では発刊が許されず、原稿はつてをたどって密かに日本に持ち出された。川端社長は、関係者に迷惑がかかるせいか入手経路を今も明らかにしないが、中国書専門の出版社としてそれまでに築いた日中両国での人脈がモノをいったことだけは確かだ。地方の1書店がその価値を見出し、出版までこぎつけられたのは、「東京の大手出版社は初版5,000部が最低ロット。うちは2,000部からやれる」という地方の小出版社ならではの小回りの効く良さもあった。
猪瀬氏は週刊文春に「文革は20世紀の出来事とは思われず中世の権力闘争を見ているような不可思議な気分に陥った」と長文の感想を寄せている。NHKは午後9時のニュース番組で出版を報道したほど。
「文革世代」の1人として
川端氏も実は「文革世代」である。佐賀県での高校時代は国内ではベトナム反戦デモが吹き荒れ、中国では文革の真っ最中。川端少年も毛沢東思想のとりこになり、「大学で青白いエリートになるよりも、労農階級に学ぼうと」当時中央区清川にあった中国書店に飛び込んだ。時は政治の季節で、あちこちの集会に出かけては毛沢東語録を売る毎日が続いた。
やがて政治の季節は終わり、中国を激動させた文革も収束に向かう。「潮が引くようにあちこちにできていた中国書籍の本屋がつぶれていきました」と振り返る。自身も文革に翻弄された若者の1人だったのだろう。
出版事業に進出
10年ほど前からは経営も任されている。大博通りから明治通りを北に入った中呉服町にある2階建ての本店は、中国関係の書籍でぎっしりと埋まっている。倉庫に預けているものも含めると、蔵書数約6万部で岡山以西の中国関係の書店では最大という。九州大学をはじめ図書館、学術団体などの中国研究者や学生にとって、なくてはならない存在で、温厚で世話好きな川端さんを慕う個人的なファンも多いようだ。
書店と並ぶ事業の柱である出版はリスクを伴う。中国書店の扱う学術書は地味で読者も限られ、市場規模は小さい。メディアで大きく取り上げられた文革辞典も定価3万1,500円で、購入者は大学や図書館、一部の専門家で、販売量は一般書と比べるべくもない。半面で、売れ残る恐れが常につきまとう。
中国書店が生き残ってこれたのは、出版事業のおかげだった。川端社長の下で、少ない年でも2冊、多い年には10冊以上の新刊を発行し、これまでに100冊を超える新刊を出している。従業員4名の地方の小さな出版社としては異例の数といえる。
出版企画の元になるのは、川端社長のネットワークだ。読売新聞の元中国総局長で現在論説委員の藤野彰氏もその1人で、同氏が文革辞典の愛読者だったことからつながりができ、07年6月「臨界点の中国」(定価2,520円)を発刊した。
07年末には中国の50年代末の反右派闘争で迫害を受けた知識人とその一家の歴史を描いた「嵐を生きた中国知識人――『右派』章伯均をめぐる人びと」を発刊する。地味でどう見ても一般受けしそうにない本だが、文革辞典と同様、現代中国の真実に迫ろうとする川端氏の執念を感じる。
そんな同氏これから目指すのは対象をアジア全般に広げ、』隠れた名著や作家を発掘し紹介することだ。07年春には発行母体となる「集広舎」を起こした。前述の「嵐を生きたーー」はその第一弾企画で、現在インド人ビジネスマンの著書の翻訳出版の準備を進めている。集広舎はいずれ法人化し中国書店とは別個の出版企画を出していく計画。
[プロフィール]
川端 幸夫 (かわばた さちお)
中国書店代表
1953年3月4日佐賀県生まれ。
佐賀県立佐賀西高校卒。71年中国書店に入り、83年社長就任、2006年放送大学卒業。
店舗住所:福岡市博多区中呉服町5-23
TEL:092-271-3767
URL:http://www.cbshop.net/
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