(株)安川電機(本社:北九州市八幡西区、利島康司社長)は、5月9日、中国遼寧省の瀋陽市と、中国設備機械産業の拡大と発展を目的に、戦略提携契約書を締結したと発表した。
提携の内容は、
(1) 安川電機は、2008年内に瀋陽経済技術開発区に、独資によりサーボモータの製造販売会社を設立する。
(2) 安川電機は、瀋陽市の有力企業との提携を進め、瀋陽地区の設備機械産業の競争力強化に貢献する。
(3) 瀋陽市は、安川電機の瀋陽市進出に対し、新工場用地約5万㎡を用意し、土地使用権を譲渡するとともに、工場建設から量産立上げまでの全面的な支援を行う。
…としている。
今回の提携について安川電機では、
「瀋陽市への進出にあたり、遼寧省および瀋陽市から現地の有力企業を数社紹介されており、各社との提携を進めることで、市場の掘り起こしを図る。また、新工場建設により、既存の上海工場とあわせて中国を幅広くカバーでき、多様化する顧客の要求にスピーディーに応えるとともに、安定的な供給体制を構築することにより、顧客満足を高めることが出来る」
としている。
◇新会社の概要
【会社名】
安川電機(瀋陽)有限公司(仮称)
【設立】
2008年6月末(予定)
【生産開始日】
2009年6月(予定)
【資本金】
14,286万元(約20億円)
【出資比率】
安川電機100%
【事業内容】
中国市場向けサーボモータ・サーボアンプの製造・販売
【売上規模】
300億円(2012年目標)
【総投資額】
約50億円
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