BRICs諸国の需要増もあり、インドネシアの原木出荷停止政策から、材木市場は暴騰した。しかし、この政策で、国内では極端な新築市場の悪化に至り、輸入価格より販売価格が安いという異常現象が一部で生じた。この政策ミスによって、ナイスを除いた大手2社、ジャパン建材、ウッドワンも赤字に至る事態となっている。
福岡では、商社に左右されずコストダウンをはかるため、海外から直接建材を輸入している木材業者もある。現地とFAXでやりとりし、ユーザーに対して1円でも安く体制を敷いているのだ。北米、ロシア、東南アジアなどから直接仕入れできることを強みにしている。また、顧客ニーズの高いプレカット工場も有し、商材ともどもフレキシブルな対応で会社経営を安定させている。
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