毎年アルペンルート開通時にお目見えする巨大な雪の壁。全国ニュースでも紹介され、誰しも一度は目にしている光景・・・、それが、標高2,390mに現れる、ご存知 『雪の大谷』です。
雪の大谷は室堂(標高2,450m)から弥陀ヶ原方面に向かって続く、高さ10mを超える雪の壁で、「立山・雪の大谷ウォーク」として4月~5月にかけて開放されます。約500mの歩行可能区間を指し、その間上下交互通行に規制された車道と、ロープで仕切られた歩行者専用道が並行して造られます。毎年テレビのニュースでも放送されるぐらい有名です。
私は、この雪の大谷を目の当たりにするまで、除雪により飛ばされた雪が積み上がって壁が高くなっていると思っていましたが、実際は、除雪により削られ現れた、純然たる雪の壁です。この雪の大谷の雪壁は、1m2あたり10トンに近い力がかかっていて、雪壁を触ってみるとカチンコチンに固いです。
雪の大谷は海外でも、日本の観光名所として有名です。多くの外国人ツアー観光客が訪れており(韓国や台湾の観光客が約7割を占める)、記念写真やビデオ撮影に夢中な人の姿や、国際色豊かな驚嘆の声が、あちこちで響き渡っていました。
なんという壮観な景色・・・実は私も、ここに訪れるまではテレビで何度か雪の大谷の風景を見ては、様々な想像しましたが、実際に目の当りにした景色は想像と全然比べられないほどの感動でした。真っ白な雪壁のラインの美しさ、空の青に白い雪がまぶしい、その絶妙なコントラスト、芸術的ともいえるその美しい雪壁の曲線美。この素晴らしさはやはり実際に見て頂かないことには、この感動は伝えられないかもしれません・・・
銀白色の世界、この感動は決して言葉では伝えられないものであり、訪れたものだけが感じられ、見た者だけが味わえる、至高の歓びがここにあります。(つづく)
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