(株)サニックス(本社:福岡市博多区、宗政伸一社長)は、5月14日、平成20年3月期 決算(連結)を発表した。
それによると、売上高は前期比8.3%減の26,510百万円、経常利益は495百万円、当期純損失は2,547百万円となっている。
当期は、経営資源をコア事業であるHS(ホーム・サニテーション)事業部門に集中させるため、焼却処理工場および廃プラスチック処理工場である北九州工場を、2007年11月6日付けで、アサヒプリテック(株)に事業譲渡した。
利益面について、コスト低減による収益構造の改善や限界利益率の高いHS事業部門の業績回復により、経常利益は前期1,659百万円の経常損失から495百万円となった。
当期純損益は、サニックスエナジー苫小牧発電所と同発電所に燃料プラスチックを供給するプラスチック資源開発工場からなる資産グループにおいて、将来キャッシュ・フローを厳格に見直した結果、工場が所有している土地の時価が大幅に下落していることなどもあり、減損損失として2,687百万円を計上。また、従来は支出時の費用として処理していた役員退職慰労金に関して、会計方針の変更により、期末要支給見込額を役員退職慰労引当金繰入額として271百万円を特別損失として計上したことなどにより、前期1,930百万円の当期純損失から2,547百万円の当期純損失となったとしている。
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