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01◆「経営者と語る!北九州の経済を元気にするには」
「不動産鑑定評価システム」でシェアNo.1 北九州国際ITビジネス推進会の会長も
務める、株式会社ランテックソフトウェア庄司裕一社長に聞く (その2)
02◆八幡東区祇園・龍潜寺物語
官営八幡製鉄所操業開始に貢献したドイツ人カール・キヨラーが眠る
03◆シリーズ:<北九州の元気> -がんばってます!まちのNPO-(6)
NPO法人 北九州小規模連 (その3)
04◆「JODC 海外進出企業支援制度」説明・相談会開催
◆「経営者と語る!北九州の経済を元気にするには」
「不動産鑑定評価システム」でシェアNo.1
北九州国際ITビジネス推進会の会長も務める、株式会社ランテックソフトウェア庄司裕一社長に聞く (その2)
Q:何故居酒屋「土間土間」を始めようと思われたのですか。
庄司:
別に居酒屋でなくても良かったのですが、北九州の地元で若者を育てる場として、取り掛かりやすい外食産業を選んだのです。
スタッフを募集したところ、学生から20代までやる気のある人材が多く集まってくれました。
その中で仕事のできる優秀な人と、あまり仕事のできない人がいましたが、正直、ダメな人はすぐ辞めてしまいました。
優秀な人材は仕事も頑張るし、学校での成績もいいようです。
もちろん私は若者を優秀かどうか評価するためではなく、ここ北九州で頑張れば自分の可能性が広がることを体験してもらえ、「北九州の会社も満更じゃないな」と実感持ってもらい、仕事を通じて成長してもらう「道場」のつもりで、「土間土間」の経営を任せています。
「土間土間」での経験を活かして、カフェでもコンビニでもカレー屋でも自分で店を開いてもらえれば、東京志向が今の強い時代でも、やる気のある若い人材が北九州で頑張ってくれるだろうと期待しています。
Q:ソフト開発ではどのような事業を進めているのでしょうか。
庄司:
最近力を入れているのは、金融機関向けの担保評価システムとアクセスを増やす対策を盛り込んだホームページ制作のWeb事業です。
担保評価システムは既に地元のひびき信金さんには導入いただいていますが、これから全国の信金さんに広げていこうと思っています。
ホームページ制作は、特に営業しなくても口コミで当社の制作でアクセスが非常に多くなったことが伝わり順調に受注していますが、限られた人員なので月に2~3件が精一杯です。
本当にホームページ戦略の分っていらっしゃるお客様に絞って、質の高い仕事をご提供させていただこうと思っています。
Q:今後のランテックソフトウェアとしての目標は。
庄司:
IPO(上場)も視野に入れて、量よりも利益体質の会社にしていこうと思っています。
また海外との提携を含めて、いろいろな事業を進めながら、芽がでてきたものを集中的に育てていこうと思っています。
(取材 松尾潤二)
続く
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◆八幡東区祇園・龍潜寺物語
官営八幡製鉄所操業開始に貢献したドイツ人カール・キヨラーが眠る
「遠賀・洞海湾通信」は八幡から若松、遠賀にかけての地域の風土や歴史を伝えてくれる素敵なブログだ。
http://chikuho-doukai.blog.so-net.ne.jp/
最新版で八幡東区の龍潜寺の話がアップされていたので、紹介したい。
「そうだ!八幡いこう・・・
♪~these are a few of my favorite things・・・~♪
という具合に簡単に来ることが出来なかった、1901年(明治34)当時、日本の製鉄技術を育成するために、はるばるドイツからやってきた男たちがいました。
このお寺の近くに、ドイツ人宿舎はあったと言います。失敗続きの製鉄所立ち上げに、3年経ってようやくめどがつき帰国と思っていた矢先、病に倒れ故郷の土を踏めなかったカールと言う異国の技師が、ここに眠っています。
立派なお墓が建てられ、いまもご近所のどなたかが欠かさず墓守をされているとか・・・。 寒村に日本中から、そしてドイツから人が集まり、日本初の大製鉄所を造った。その熱気は、ふつふつと置き火のように、いまもそこここにこの地を暖めている」。
北九州発展の礎(いしずえ)となった八幡製鉄所の創業に外国人技術者の功労があったことを忘れずにこうしてお墓を守っている、こうした地元の人達がいることは北九州にとって、とてもいい話だと思う。
逆に、これからの時代、北九州で培われた技術が、(例えば、環境技術が)他の国で感謝され、長くその地に人々の想いの中に残るようになればいいのだけれど…。
(下の写真と解説は「北九州のあれこれ・八幡のまちかど」から
http://homepage2.nifty.com/kitaqare/mati05.htm )
「山門の右横に幾つかの石碑があります。その中の一つが、ドイツ人カール・キヨラーの墓石です。ずっと奥の、草に覆われた所にあった墓を、ここに移設したとのことです。当初の墓石は上3段であったのを、下の部分は移設の折に、新設されたようです。
八幡で官営製鐵所が操業を始めるのは、1901(明治34)年11月18日です。当時我国では、近代製鉄設備の操業には不慣れで、外国の技術に依存するしかありませんでした。ドイツ人技術者が招かれました。その中の一人カール・キヨラーは、帰国直前の1904(明治37)年9月、病死しました。ドイツ人宿舎は龍潜寺の近くにあったようです。この地の人達は忘れずに、異国で亡くなったドイツ人技術者のお墓を、今もきれいに清掃しています」。
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◆シリーズ:<北九州の元気> -がんばってます!まちのNPO-(6)
NPO法人 北九州小規模連 (その3)
Q:札幌のアンテナショップを視察されたそうですが、どのような印象を受けましたか。
中村:
同じようなコンセプトのお店で、すごく活気がありました。障害者の作る商品だから買うというのではなく、季節感のある商品が多くて、スタイリッシュで、いいものだから買っていくという雰囲気でした。
私たちのショップも、市から補助金を頂いて行なう障害者補助事業ですから、シンボライズ的なものにしたいと考えています。
Q:ところで、北九州市の障害者福祉は全国的に見てどうですか。
岡崎:
北橋市政になってだいぶ見直されてきた。以前に増して市政が福祉に目を向けだしたように感じる。
今までの北九州市の福祉は自慢できるものではなかった。養護学校の整備が日本一早いとか、総合医療センターができたとか、施設整備の面では「福祉の北九州市」だった。
しかし、作業所に対する助成だとか、障害者が町で生きていくために必要な福祉政策の面から見ると、全国的に見て低レベルだったと思う。
北九州市の作業所を視察に来た他県の人たちに助成の内容を話すと、「福祉の北九州市とはほど遠い状況ですね」といった意見がかえってくることも度々あった。
組織とか法整備などについては、「北九州方式」として評価できる面もあるが、実際に地域で生活する障害者の立場に立った政策であったかと言えば、必ずしもそうでなかったように思う。
Q:今までは障害を持つ人の立場に立っていなかったということですか。
中村:
どちらかと言えばそんな感じですね。
地域で生活する障害者の立場を考えた場合、NPOが市政を動かしていかなければ、障害者のためにならない。そこがうまくかみ合っていなかったように思います。
岡崎:
市のマスタープランを読むと、行政も聞く耳をもってきたように感じる。これからは、北九州市独自のものを考え出して行かないといけない。
福祉行政の歴史は浅いですから、自治体それぞれに悩みを抱えながら取り組んでいる。地価の高い東京などでは、アパートの一室を作業所にするなどの取り組みを行なって、障害者支援運動が広がった。大都市に比べ地価の安い地方の場合、大型の施設がたくさんできた。しかし、地域で取り組むシステムがなかなか発達しなかった。
北海道の伊達市は人口3万2千人程度の自治体だが、100を超えるグループホームがある。そこでは知的障害者同士が結婚して家庭を築いているケースが多いそうだ。
こうした例をモデルにしながら、地域とNPOが力をあわせて住民主体の方向に持っていかなければと思っている。
Q:行政に望むことは・・・
岡崎:
今まで自力でやってきたので、過大な期待はしていない。
これからは、大きい施設ではなく、地域の小さな作業所がどんどん増えてくる。それを支援・援助していく役割を小規模連はやりたいと思っている。作業所を一緒に作り、運営し、自力で立っていく。それをサポートする事業をやれたらいいなと思う。
アンテナショップがそうした活動の拠点になれたらいい。アンテナショップでは商品開発や検査、ラッピングの研修などもやりたい。
中村:
市からは、家賃補助と光熱費の補助、最初の店舗改装費、備品購入費、1人分の人件費などが補助されます。しかし、売上を伸ばさないと、ショップ自体の経営は厳しいものになります。
これまで厳しい時代を経験してきましたので、市役所から目を向けてもらえるだけでも、大きな勇気付けになっています。今までに出会ったことのない人たちとの出会いが飛躍的に広がっています。「市民サミット」に参加したことで、いろんな所から協力しますよという声がかかってくるようになりました。自分たちが頑張れば、皆様が手を差し伸べてくれる。そんな思いを強くしています。
連絡先:NPO法人 北九州小規模連 事務局
TEL:093-612-6045(桑の実工房)
(取材:森脇喜一)
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◆「JODC 海外進出企業支援制度」説明・相談会開催
(財)海外貿易開発協会(JODC)では、ODA事業の一環として、開発途上国に対する産業技術支援を目的とした「専門家派遣事業」を行なっている。
これは、既に海外進出した企業を対象に、「専門家派遣事業」により自社従業員を含む技術者の海外派遣経費を助成するものだ。
北九州市で初めて開催される今回の説明・相談会では、この制度を活用できる企業を対象にした特別説明会であり、制度の概要説明や個別相談などが行なわれる。
開催日時:5月27日(火) 13:00~17:00
開催場所:アジア太平洋インポートマート(AIMビル) 8階 KTI小ホール
(JP小倉駅北口2階から徒歩5分)
定 員:20社(先着) *1社2名程度
参加費:無料
申込締切:5月20日(火) *定員になり次第締め切り
問合せ先:(社)北九州貿易協会
TEL:093-541-1969 FAX:093-522-5120
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