すでにビール、焼酎が値上がりしているアルコール業界であるが、日本酒も7月から8月にかけて、各社値上げする見通しであることがわかった。大手清酒各社はまだ正式表明していないものの、大手各社は8月頃、地場の酒造メーカーは7月頃を目処に値上げに踏み切る見通しだ。値上額は、各社バラつきはあるものの、一升瓶あたり約100円になる見通し。清酒の市場価格は1500円から3000円が平均であるため、約100円の値上がりが消費者にどのような影響を与えるかが注目される。
各社が値上げに踏み切る理由として、段ボールやラベル、ビン類などの包材価格などの高騰、原油価格の高騰などが上げられる。清酒業界は焼酎ブームにおされ、全体的な出荷量が減少している為、付加価値を上げるためにも今回の価格改定は、清酒業界の転機となりそうだ。
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