4月下旬に食品が陳列棚に並んでいなかったことで問い合わせが頻発したトライアルカンパニー。新たに稼動を始めた物流センターが機能していなかった。その後沈静化していたものの、ここへ来て再度同様の問い合わせが増加している。5月中旬に入ったにも関わらず、いまだに食品が店舗に並んでいなければ緊急事態といわざるを得ない。関東地区では信用不安に発展しそうな勢いだという。
実は、物流センターのあまりの混乱ぶりに、トライアルは納品方法を従前の手法に戻すことを要請。各社が現在対応に追われている。今、その切り替え時期にあたっているので再度の品薄状態に陥っているようだ。見方によっては、品薄の中での営業を余儀なくされているだけに、「出せば売れる」という状況にも見える。皮肉にも相変わらずの販売力を示す結果となったようだ。いずれにしても早期に品揃えを整えなければ、深刻な信用不安を煽りかねない。
※記事へのご意見はこちら