公正取引委員会は、5月13日、(株)そごう(本社:大阪市中央区、山下國夫社長)および(株)西武百貨店(本社:東京都豊島区、石井頼雄社長)に対し、排除命令を行った。2社が販売する瓶詰めキャビア「ロシア フレッシュキャビア」を2個詰め合わせた「瓶詰めキャビアセット」が、景品表示法の「優良誤認」および「商品の原産国に関する不当な表示」規定の違反に当たるとしたため。
2社は、2007年10月から12月までの間、お歳暮用のカタログ、店舗に設置した写真パネルおよびオーダーカード、ウェブサイトに「ロシア フレッシュキャビア」と記載し、あたかもロシア産フレッシュキャビアであるかのように表示していたが、実際には、中国産パスチャライズキャビアだった。
この件についてそごう、西武百貨店の2社は
「今回の排除命令を真摯に受け止め、二度とこのような事態を引き起こさないための施策を講じ、これを徹底する。今後は再発防止はもとより、より一層のサービス向上に努めてゆく」
としている。
※注
パスチャライズキャビア:保存期間を長くするために低温殺菌処理が施されたキャビア
フレッシュキャビア:低温殺菌処理が施されていないキャビア
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