◆０１ 中国・四川大地震／こんなときこその「戦略的互恵関係」ではないのか？
◆０２ 道路特定財源問題／この人に聞く 民主党参議院議員・大島九州男氏（６）
県民の皆さまへ この国の将来のために一票一心
◆０３ アジアにおける拠点空港としての北九州空港整備考 その２９回目
／／韓国空港事情／／北九州空港・福岡空港／アジアからの視点（その２ーＢ）
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中国・四川大地震／こんなときこその「戦略的互恵関係」ではないのか？
死者１４３００人、行方不明者２７０００人、被害が拡大する中国・四川大地震は発生
から７２時間を経過した。災害発生から７２時間が経つと、「生存率」が急激に下がり始
める。
一刻も早い救助、そして復旧作業が要求される。
日本政府は、５億円の援助を早々に決めたが、お金よりもむしろ、救出のための技術や
人的支援に力を入れるべきだ。中国は日本の人的支援を受け入れを決定したが、それは
小規模の人的支援であり、本当の意味での「人的支援」にはほど遠いものである。
実は、「人的支援」のスタンバイは出来ている。海外で大規模な災害が起こった際には、
日本政府は「国際緊急援助隊法」に基づき、当該国からの要請があれば、自衛隊を派遣す
ることができる。このため、陸上自衛隊では、各方面隊が２ヶ月交代で「当番」に指定さ
れ、いつ何時、海外で災害が起こり、派遣の命令が下っても対応できるようになっている。
スタンバイができている、とはそういうことなのだ。
一年間で世界中の地震の一割が発生しているのが日本であり、さらには、阪神、中越、
中越沖、福岡西方沖などの大震災をも近年経験し、倒壊家屋からの救出、食料の炊き出し、
被災者へのケアなど、進んだ復興技術を要した国でもある。
中国政府にとって、日本の武装集団を受け入れることは、歴史的な経緯からいくばくの
抵抗もあろう。デリケートな問題であることもわからないではない。しかし、国際緊急援
助隊としての自衛隊は、身に寸鉄を帯びずに派遣される。
現段階では、政治的思惑より、「一刻も速やかな復興」を優先順位とするべきではない
だろうか。
日本でも、阪神大震災の折、救援を提案してくれた米海軍の申し出を「軍艦だから」と
いう理由で神戸港への寄港を認めず、却下した県知事がいたものだったが、どうか中国政
府もくだらない理屈をごねていないで、速やかに日本に「国際緊急援助隊」の要請をして
もらいたいし、一方で、日本のいわゆる「親中派」と言われる政治家が本当にいるのであ
れば、あらゆるパイプを駆使し、中国政府に要請するように働きかけるべきだ。
それができない、中国政府の政治的思惑の方を尊重する、というのであればそれは「親
中」ではなく「媚中」と批判されるべきである。
日中の「戦略的互恵関係」とは一体誰のための互恵関係だというのだろうか。
双方の国民のために他ならないではないか。
同じことは、ミャンマー政府にも言える。災害の復興と自らの政権を測りにかけること
などあってはならないのだ。国民の救済よりも政治的思惑を優先させる政権の命脈はすで
に尽きている。
（レポート・日下部晃志）
●○ 民主党参議院議員・大島九州男氏（６） ○●
●○ この国の将来のために一票一心 ○●
６回に渡り、道路特定財源に関わる一連の国会に於ける民主党の動きについて、大島参
議院議員に党を代表して回答を与せてもらった。
大島議員は、それまで勤めていた直方市の市会議員を辞め、麻生太郎氏を相手に２度の
衆議院選挙を戦っている。その後先の参議院選挙の日比例区で議席を得た。
麻生氏に挑んだ後の浪人時代も含めて、キャプテン＠九州という連邦制による道州制導
入実現を趣旨にした地方議員の会の中心になって活動していた。現在でも、同会に縁を持
ち県内の自治体議会で活躍する改革派議員は多い。
そんな、大島議員にとって地方の制度設計は政治家として最大のテーマか、と思う。
大島氏の回答、最終日となる今日は「福岡県民へのメッセージ」を求めた。
━━ 誌上インタビューも本日が最後になりました。福岡県民へメッセージをお願いしま
す。
大島／ 今の政治を作ったのは与党です。その与党に三分の二の議席を三年前与えたのは
国民です。一年前私たち民主党始めとする野党に参議院の過半数を与えてくれたの
も国民です。
子供が親になるように、親がいつまでも子供を子供扱いするように、民主党は皆さんに
とっては子供かもしれません。しかし、その子供も親になるときが来るのです。そして成
長して本当の親になるのです。
是非皆さん子供が成長できるように、暖かくそして厳しく見守ってください。よろしく
お願いします。
来る解散・総選挙がこの国を大きく変えるチャンスです。皆さんのお心がその心の一票
がこの国を変える原動力であります。未来の子供のため、この国の将来のために一票一心。
心こもった投票を心よりお願い致します。
つづく（文・構成／清田進）
大島九州男HＰ／ＵＲＬ http://www.kusuo-o.net/
１２０回連載企画
対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その２９回
●○ 北九州空港・福岡空港／アジアからの視点（その２ーＢ） ○●
●○ 韓国空港事情 ○●
ここで、少し韓国の空港事情に触れてみたい。
韓国の空港整備は仁川国際空港に集中してきた。いわば、一点豪華主義的な手法を用い
て92年11月に空港用地造成工事に着手。仁川市沖合の永宗島と龍遊島の間にあった干潟
を埋め立てることで、工事費は関西国空港の3分の1程度に収めた。
2001年3月には、3,750ｍ滑走路2本を有する国際空港として開港。国際線の年間発着
回数24万回、旅客数3千万人、270万tの貨物を取り扱う東アジア屈指のハブ空港に成長
した。
また、今年6月、第2段階建設事業が完了すれば、年間発着回数41万回、旅客数4千4百
万人、取扱貨物450万トンの能力を有することになる。
また、世界175カ国、1,647カ所の空港が加盟する国際空港協議会（ACI：Airports C
ouncil International)の世界空港サービス評価(ASQ：Airport Service Quality)において、
2005年から3年連続、世界最優秀空港に選ばれるなど、「Global Top 5 Air Hub」を目
指す仁川国際空港の目標が現実味を帯びてきた。
最終的には4本の滑走路を整備し、旅客数1億人、取扱貨物800万tを目指す仁川国際空
港であるが、隣接する5百万・の永宗島国際業務団地に、2011年、MGM テーマパークな
ど大規模複合レジャー施設が整備される。中国・韓国・日本をつなぐ地理的な長所を活か
した観光ハブ構想にも取り組んでいる。
韓国・国土海洋省によれば、仁川国際空港の経営母体である仁川空港公社が黒字計上の
公企業であることから、2010年以降、民営化する方針だ。これに伴い、地方空港の人員
削減を図り、一部の地方空港については外国企業を含む民間企業に委託する方針が明らか
になった。
つづく（レポート・森脇喜一）
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■ 北九州から飛ぶ東京！ スターフライヤー http://www.starflyer.jp
■ 始発５：３０ 北九州エアターミナル http://www.kitakyu-air.jp/
■ とべとべ北Ｑ 北九州空港振興協議会 http://www.tobetobekita-q.jp/
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