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01◆「経営者と語る!北九州の経済を元気にするには」
「不動産鑑定評価システム」でシェアNo.1
北九州国際ITビジネス推進会の会長も務める、株式会社ランテックソフトウェア庄司裕一社長に聞く (その3)
02◆北九州市政を語る―「市民の風」代表 松井克演市議会議員
保守政権から市民が選んだ北橋市政に代わり、市民の声が活きる政策を実現していく
03◆軍政下のサイクロン被害で二重の苦しみを味わっているミャンマーの実情を、門司区和布刈の「平和パゴダ」で日本人戦没者の供養を続けるウ・ウィジャナンダ大僧正に聞く
04◆日英交流150周年記念、北九州市制45周年記念
北九州市立美術館で「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」
05◆第4回「リバーサイド・コンサート」開催
◆「経営者と語る!北九州の経済を元気にするには」
「不動産鑑定評価システム」でシェアNo.1
北九州国際ITビジネス推進会の会長も務める、株式会社ランテックソフトウェア庄司裕一社長に聞く (その3)
Q:海外事業では韓国のソフト販売を手掛けるだけでなく、KLIC(北九州国際ITビジネス推進会)の会長も務めていらっしゃるそうですね。
庄司:
4、5年前から ホームページを簡単に作れる「イージーマジック」を韓国から導入して販売しています。既に6千本以上販売しており、インターネットのビジネスモデルが進んでいる韓国のいいところと提携できた成功例だと思います。
http://www.easy-magic.com/user/
海外との提携のきっかけは、実は北九州市からのピッツバーグ訪問団参加して、日本と世界が違うことを痛感し、その後北九州アジアビジネス推進会の副会長となり、韓国のIT企業と交流する機会が増えたからです。
私は手探りで韓国との提携を進めましたが、こうした経験をもっと組織化する必要があると、行政の方々といっしょにKLIC(北九州国際ITビジネス推進会)を立ち上げた訳です。
北九州の行政の皆さんはITに関してよく勉強されていて、お互いに情報を交換することで、私の起業家としての経験からのアドバイスを政策に活かしていただき、私どももその政策の恩恵を授かっているという、好循環になっていると思います。
今の私のテーマは「競合」から「協合」です。隣の企業を蹴落とすのではなく、賛同していける企業同士が北九州を起点として市場や産業を活性化するため力を出し合っていこうというものです。
人口が100万人を切った北九州ですが、やる気のある企業や人間が集まってお互いの情報を交換したり、仕事をいっしょに進めたりするにはちょうどいい規模の都市だと思うのです。
こうした「協合」でアジアの中心に位置し、東京へのアクセスもいい北九州は、新しいアジアビジネスなど発掘できるチャンスが生まれてくる可能性があると思います。
Q:これから北九州はどのような街になればいいとお考えですか。
庄司:
私たち地元のIT企業はそれぞれの分野で専門性の高いソフトを開発しています。ただ地元の大企業さんや行政はその内容をあまりご存知でなく、東京の大手IT企業に仕事を発注し、結局私たち地元のIT企業はそこから発注を受けるというようなことがあります。
産学官の連携が度々叫ばれていますが、残念ながらうまく機能したケースは少ないと思います。
私はこうした地域で必要とされる産業情報を、行政、大学、大企業、地元中小企業がいっしょになった組織により、本当の意味で共有化していくべきだと考えています。
今その準備が北九州市も含めて進んでいますので、まもなく皆さんにもその中身が伝えられると思います。
また最終目標としては、できるだけ多くの若い世代の人たちに、北九州に戻ってきたいねと思ってもらえ、ここで働き生活してもらえる街にしていかなければならないと思っています。
そのためにはまず学生たちと地元企業や行政がもっと接点を持って、北九州の企業の活動や実力を知ってもらうことが必要だと思います。
インターシップなどもそのひとつの方法ですが、先に挙げた産業情報共有化組織にも学生たちが積極的に関われることでも接点は広がると思います。
北九州独自のやり方で、「若い世代が働き甲斐のあるまちづくり」を進めたいですね。
(取材 松尾潤二)
続く
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◆北九州市政を語る―「市民の風」代表 松井克演市議会議員
保守政権から市民が選んだ北橋市政に替わり、市民の声が活きる施策を実現していく
【松井克演議員のプロフィール】
昭和17年1月生まれ66歳 市民の風(民主党系会派)代表
小倉南区選出 現在6期目
Q:平成20年度の北九州市政の重要な課題は何だとお考えでしょうか。
松井:
谷市政、末吉市政と北九州は永きに渡り中央官僚出身の市長による市政が続いてきましたが、昨年の選挙で市民党を全面に掲げた北橋市長が誕生し、この1年数ヶ月で大きく流れが変わってきています。
本年度が実質的に北橋市長にとって自らが手掛けた初の予算編成となった訳です。
市政を変えて欲しいという市民の願いと、閉塞感を打ち破るために北橋市長はできるだけ多くの市民の声を吸い上げるため、パブリック・コメントを実施してきました。
今回の予算でも政令都市では初めての試みではないかと思いますが、パブリック・コメントで市民の願いを聞きながら予算編成作業を行なったことは大きな意義があると思います。
私としては、北九州市政のひとつの課題である市民の自治意識の高まりへの第1ステップということが達成できたと思います。
北橋市政が、今後もこういうスタンスで民意に形作られた政策を実行できるように基盤をしっかり作り上げることが一番の北九州の課題だと思います。
Q:政策面、人事面、財政面で課題が山積しているのではないでしょうか。
松井:
もちろん若松の大水深港やコムシティなど行政がリードしていった事業でうまくいっていない案件もあります。
また21年度、22年度と市債償還のピークを迎え、財政状況が大変厳しいことは十分承知しています。
そうした多くの問題を解決していくためにも、市民の皆さんや議会の理解を得ていかなければならないのです。
人事面では北橋丸の舵取りを補佐する副市長や局長、部長クラスに北橋カラーが出てきていると思います。
地方自治の主役は市民です。市民の声を聞くことがまず基本になりますし、その会話を通して、市民の皆さんにも市の課題を理解してもらうことが大切だと思います。
財政が厳しいことを理解いただいた上で、政策の優先順位をつけていかなければなりません。
全ての希望が政策に盛り込まれるということよりも、市の執行部、議会、市民が、「政策実施の優先順位」や、場合によっては「施策を実現できない、あるいは後発に回すという痛み」を共有できる予算編成を考えていくことが大切だと思います。
(取材 松尾潤二)
続く
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◆軍政下のサイクロン被害で二重の苦しみを味わっているミャンマーの実情
門司区和布刈の「平和パゴダ」で日本人戦没者の供養を続けるウ・ウィジャナンダ大僧正に聞く
四川省の大地震発生で関心が薄れがちのミャンマーでのサイクロン災害だが、軍事政権が物資面の援助は受けるものの、外国人援助隊の入国を阻んでいるため、被災地での援助活動は思うように進んでいない。
北九州市門司区和布刈公園山頂にあり昭和33年に建設された「平和パゴダ」で、今も日本人ビルマ戦没者のために供養を続けているミャンマー人のお坊さんたちがいる。
その中で、昭和54年に来日し既に29年間も日本に滞在しているウ・ウィジャナンダ大僧正にミャンマーの現状を聞いた。
「政府が全く当てにならず、死者、行方不明の人数がかなり少なめに発表されていますが、インターネットなどビルマ語による現地からの話だと、20万人ぐらい亡くなっているのではないかと伝えられています。
また被災地への救援活動が遅れているので、伝染病や食糧不足により被害は更に大きく広がる可能性があります。
特に今回の被災地は農業地帯、米作地帯で、海水に浸かったところは塩害で2年ぐらいは作物を育てることができなくなり、備蓄していた食糧が流されただけでなく、長期的にも食料生産ができず、厳しい食料不足が続くと思われます。
とにかく私の願いとしては、早く援助が実際の被災地に届き、ひとりでも多くの命が救われ、故国が復興することを祈っております。
私自身は出身地が今回の被災地域ではなかったので親族に被害はなかったのですが、何人か知り合いで連絡が取れないままの人もいます。
ミャンマー人の感覚では、これまで大きな自然災害がなかったため、全く備えがないところに、ほとんど来ることがないサイクロンが襲い、政府も警報を出さなかったため、普通に生活していたところを、あっという間に水に全てを流されたということでしょう。
北九州には私たち以外には1名の留学生がいるぐらいですが、福岡には30名ぐらいの留学生がおり、東京、名古屋、大阪などミャンマー人の多い地域といっしょに災害支援の募金活動をしているところです。
中国の大地震では、すぐに軍や警察など政府が積極的に救援活動をしていますし、その状況が外国のメディアにも伝えられています。
しかしミャンマーの場合は軍事政権がまともな救援活動を行なっていませんし、せっかくの外国からの支援申し出を断り、情報を一切公開していません。
ミャンマー人はサイクロン被害だけでなく、軍事政権からも見捨てられ二重の災害を受けています」。
注:軍事政権を非難するコメントが表に出ることでウ・ウィジャナンダ大僧正に迷惑がかかる恐れがあるのではないかと思い、実名を出すことに問題はないかご本人に確認したが、問題ないとお答えいただいたのでそのまま記事にしています。
ウ・ウィジャナンダ大僧正は、昨年3月にも帰国して軍事政権下の故国の窮状を憂い、ミャンマーの現状をできるだけ多くの日本の方に知っていただきたいとのことです。
(取材 松尾潤二)
続く
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◆日英交流150周年記念、北九州市制45周年記念
北九州市立美術館で「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」
19世紀の英国を代表する画家 ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-1896)の全容を紹介する日本初の本格的な回顧展。
2008年までロンドンのテート・ブリテンで開催され、春にはアムステルダムのゴッホ美術展で、そして、6月からはいよいよ北九州市立美術館で開催。日本では北九州と東京の2ヵ所だけで開催される貴重な展覧会だ。
本展覧会では、最新の学術研究に基づき、テート・ブリテンを中心に英国内外の主要美術館の作品約80点を精選して、ミレイの10代から晩年に至る画業の全貌を紹介する。
期 間:平成20年6月7日(土)~8月17日(日)
9:30~17:30 (入館は17:00まで) ※会期中は無休
場 所:北九州市立美術館 本館
観覧料:一般1,000(800)円、高大生600(400)円、小中生400(300)円
※( )内、前売り20名以上の団体料金
※前売券はローソンチケット、小倉・黒崎井筒屋プレイガイド等で販売中。
主 催:北九州市立美術館、テート・ブリテン、朝日新聞社
問合せ先:TEL:093-882-7777 URL.http://www.kmma.jp/
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今年も、紫川河畔で“リバーサイド・コンサート”が開催される。ふるさとを愛する音楽家たちによる野外クラッシクコンサート。
今回は、世界の環境首都をめざす北九州市の地球環境テーマソング「北九州菜の花ソング」のCD完成記念への思いを込め、華やかに紫川を彩る。
また、カヌーに乗って水上からコンサートを楽しめるイベントも同時開催。会場では小倉名物焼きうどん、ビールやソフトドリンクなどの販売も行われる。
出 演:太田智加・谷口淑子・黒崎愛(ピアノ)、
岩崎雅子・楢橋純子・椋尾奈穂(パーカッション)、野見山御園(ソプラノ)、
藤田卓也(テノール)、北九州市少年少女合唱団
舞台監督:園田海暉央、音響:大峰正也、証明:太田勝之
日 時:平成20年6月1日(日) 15:00~ ※入場無料
場 所:勝山公園大芝生広場横水上ステージ
※雨天時、水環境館(紫江'S 地下)
主 催:北九州リバーサイドミュージックBOX
後 援:(財)北九州市芸術文化振興財団、(株)河合楽器製作所
協 力:小倉焼きうどん研究所
問合せ先:北九州リバーサイドミュージックBOX事務局
TEL:093-642-8818
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