圧倒的な情報力で福岡市政を斬る!【MAXふくおか市政ニュース】
福岡の企業情報サイトデータ・マックス『ネットIB』
https://www.data-max.co.jp/
読者の皆さんからの告発・投稿などはこちらまで
https://www.data-max.co.jp/toi.htm
01●市長公用車 タクシー代わりに使用(7)
あきれた役所の論理 市秘書課長が断言 「全く問題ない!」
02●福岡市議会臨時会 開会
03●シリーズ地方財政
「大責任転嫁時代」をどう生き抜くか(夕張編)
その14 夕張市財政担当職員A氏インタビュー(5)
04●ワンコインで特定健診
福岡市が実施
●市長公用車 タクシー代わりに使用(7)
あきれた役所の論理 市秘書課長が断言 「全く問題ない!」
福岡市役所秘書課の話は、市民感覚とは程遠いものだった。
隠れ家的な和食店でごく少人数の飲食、案内状もない、公費支出もない。どうみても私的飲食である。
本来、飲食をともなう会合が公務であるためには、それなりの理由付けがなされていなければならない。だからこそ役所は、文書による案内などを証拠書類として残してきたはずだし、会合の主催者側も礼儀として文書による案内を出すことが普通であろう。
口頭でお誘いを受けて、「日仏交流」などともっともらしいテーマをくっつけても、今回の事例は私的飲食のそしりを免れない。
秘書課長はそれでも口頭による案内を受けて公務とするケースは、よくあることという。
あくまでも「公務」だったと言い張る。
それでは、市長公用車をタクシー代わりに使用した市長の行為は問題ではないか、と質問するが、これについても「全く問題ない。はっきり言っていい」とする。
飲食の参加者や公用車に乗せた女性2名については、「N氏に聞いて下さい」の一点張りである。
秘書課によると、元百貨店社長のN氏が、今回の中央区平尾の会合をセットした人物であり、出席者のことや女性2名ががどのような方々かは、N氏に聞いてもらうしかないというのである。「N氏に聞いて下さい」という言葉は、取材中10回近くも飛び出した。
公務だったと言いながら、公務内容も曖昧、出席者も分からない(分からないのか、取材に答えたくないのかは不明だが・・・)という無責任な公務であることを認めたようなものである。
なぜ、市役所として吉田市長本人に確認するか、N氏に確認したことを情報開示しないのだろう?なぜ私的飲食を公務と強弁するのだろう?
その疑問は次の秘書課長の一言で氷解した。問答の途中、女性を公用車に乗せたことは問題ではないか、と追求したところ、秘書課長は「公務なんですから」と繰り返す。
記者 「女性を乗せることは公務なのか。違いますよね」。
課長 「いや、公務ですって」。
記者 「女性を二人乗せることが公務なのか」。
課長 「それと別問題ですって」。
記者 「別問題とかじゃなくて、そこを聞いてるんじゃないですか。乗せることが公務ですか」。
課長 「公務の業務の一環としてそこに行ってるわけですよ」。
あきれた役所感覚なのか、市秘書課がおかしいのか分からないが、つまり、平尾の飲食が公務でなければ、女性2名を公用車に同乗させた言い訳が成り立たないということに他ならない。
市秘書課が平尾の飲食を公務だったと言い張る理由が、これで理解できたのではないだろうか。そして、市役所の論理が崩れた瞬間、問題は「事件」と呼ぶに相応しいものになっていくのだが・・・。
タクシー代わりの公用車使用について、秘書課長は「全く問題ない。はっきり言ってもいいですよ」と開き直りを見せる。そこで別の角度から質問してみた。
つづく
(特別取材班)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本日午前10時より、平成20年第二回福岡市議会臨時会が開会された。臨時会は、明日まで行なわれる。
今回の臨時会では、福岡市老人保健医療特別会計補正予算案について、共産党の熊谷敦子議員が質疑を行なった。
熊谷議員は、後期高齢者医療制度を、「高齢者いじめ」と強く批判。福岡市は、「制度の周知が十分ではない。今後も周知の徹底に努める」と答弁を行なった。
この議案は、第二委員会に付託された。
臨時会二日目の明日は、午後1時より本会議場にて採決が行なわれる。
(柏木斉流)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
●シリーズ地方財政
「大責任転嫁時代」をどう生き抜くか(夕張編)
その14 夕張市財政担当職員A氏インタビュー(5)
A氏:
見かけ上は収支の均衡がとれているようにしていました。他会計(特別会計)への「一時貸付金」(※)というのを利用して赤字が出ないように会計操作をしていたのです。
例えば、一般会計から、特別会計に10億円を貸し付けたとします。そして、この貸付の資金には金融機関からの借り入れが充当されます。本来であれば、そのお金は当該年度内に一般会計に返すべきところを、出納整理期間中(4月~5月)に次年度の特別会計から当該年度の一般会計に償還するという操作を行い、年度をまたがる会計間の貸し付け、償還によって、赤字決算を回避していました。
―――――しかし、そんなことをすれば、次年度の特別会計に「穴」が空きませんか。
A氏:
当然空きます。さらに、次年度において、一般会計からの「貸し付け」によって、手当をしていきました。こうしたことを毎年繰り返し(図参照)、実質的な赤字が雪だるま式に増えていったのです。
―――――特別会計といっても下水道や道路等いろいろありますが、主にどの会計ですか。
A氏:
一番多かったのは観光会計です。
―――――財政を担当する現場では、このような操作をすることにどう感じていましたか。
A氏:
現場でも「なんとかしなくては」という気持ちは少なからずありました。よく、「放漫財政」と非難されますが、毎年の予算要望に対しては、厳しい「切りつめ」を行っていましたし、千円単位で査定も行っていました。ただ、観光事業の赤字が多かったこと、そして、炭鉱の後処理で行った起債の償還が大きかったことについては、われわれ職員は「どうしていいかわからない」という具合でした。
(つづく)
(編集・構成:日下部晃志)
※一時貸付金(借りる側からみれば「一時借入金」)
一会計年度を超えて返済されるべき地方債と異なって、一時借入金は予算執行過程においてキャッシュフロー(現金)が不足した場合に、その不足をまかなうために一時的に借り入れるものである。一時借入金は年度内に償還せねばならず、また借入限度額は予算で定めなければならない、とされている。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
福岡市は本日より、福岡市国民健康保険加入者を対象に、500円での特定健診を開始する。対象者には、現在受診券を発送中とのこと。
特定健診の対象となるのは、本年4月1日から平成21年3月31日に30歳~74歳になり、受診時に福岡市国民健康保険に加入している方。実施期間は、5月19日から平成21年3月19日まで。
自己負担額は500円で、市民税非課税世帯の方、70歳以上の方は無料。各区保健福祉センター(平日)、委託医療機関(平日・土曜日)、健康づくりセンター(土・日曜日)にて実施される。
メタボリックシンドロームが社会的問題になりつつある現在、健康問題は誰にとっても関係があること。500円で健診が受けられるということで、活用すればこまめに健康状態を知ることができ、健康増進に役立つことは間違いない。
(柏木斉流)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━
毎日仕上がってくる調査レポート銘柄を定期的にリストアップ。
4つに大別された事項に基づき、企業を公正に調査、評点。
御社の経営に役立つ情報がすぐに手に入る !!
▼データ・マックスの最新調査商品のリストはこちら
https://www.data-max.co.jp/creditinquiry.html
━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いつもマックス市政ニュースをご覧いただき、誠にありがとうございます。
このマックス市政ニュースのご意見・ご感想を下記のメールにて受け付けて
おります。
https://www.data-max.co.jp/toi.htm
※配信不要の方は、各種「ニュース名」と「配信不要」とご記入の上、下記
アドレスまで送信下さい。
【市政】【県政】【流通】
media@data-max.co.jp
◆毎日更新(土・日・祝日を除く)で必読の新鮮な情報が目白押し!
福岡の企業情報サイトデータ・マックス『ネットIB』
https://www.data-max.co.jp/
※「MAXふくおか市政ニュース」は、「ブレインメール」のシステムを使用
し、配信させていただいております。
http://www.blaynmail.jp/news/topics/20070301.html
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
※記事へのご意見はこちら