ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

マックス北九州ニュース

マックス北九州ニュース No.042 2008/5/19
マックス北九州ニュース
2008年5月19日 15:42

どこよりも新鮮な情報を、どこよりも早くお届け!!

福岡の企業情報サイトデータ・マックス『ネットIB』
https://www.data-max.co.jp/

読者の皆さんからの告発・投稿などはこちらまで
https://www.data-max.co.jp/toi.htm

index-bar.jpg

01◆北九州市政を語る―「市民の風」代表 松井克演市議会議員(その3)
世界の環境首都と誇り持てる、市民意識の高い都市を目指したい

02◆ミャンマーで学校建設活動を行っている民谷喜美子氏に聞く

03◆北九州市基本構想を考えるシンポジウム
  -あたらしいまちの「かたち」をつくる部会-

04◆北九州に脈打つ「角打ち」文化


bar.jpg


number01.jpg
◆北九州市政を語る―「市民の風」代表 松井克演市議会議員(その3)
世界の環境首都と誇り持てる、市民意識の高い都市を目指したい


―――――北九州の道路行政についてはどのようにお考えですか。

松井
 まず不必要なインフラ整備は進めることは全く考えていません。しかし北九州には生活・産業道路でまだまだ整備が必要な場所は多くあります。
 例えば、新門司から曽根地区を経由して新空港までの路線はいつも渋滞しています。黒崎バイパスもそうです。

 中央が考えるような高速道路網で、実際の利用者が少ない道路は作る必要がありません。そして道路特定財源が一般財源化されれば、北九州の中で必要と判断した道路建設は進め、使わない分は福祉に回してもいいのです。
 こうした道路作りにもパブリック・コメントの考え方を活かしていくべきだと思います。

―――――民主党の議員として国会の解散の見通しはいかがでしょうか。

松井
 これだけ福田内閣の支持率が落ち、先の山口補選でも国民が自民党の政策にNOを突きつけている状況でも、負けることが分っている状況では自民党が解散に持ち込む可能性は低いでしょう。
 しかしその期間が長くなればなるほど国会も日本国民も閉塞感が強くなるだけでしょう。

 一昔前であれば、国民や学生が国会にデモをかけるくらいのひどい状況だと思うのですが、よく日本国民は怒りを表に出さず黙っていると思う時がありますね(笑い)。

―――――最後に議員として北九州がどのような都市になればいいとお考えですか。

松井
 平凡かもしれませんが、「住みたい街」にしていきたいですね。人に胸を張って、ここは住みやすいいい街だと言えることが大事だと思います。
 そのためには、若者が生まれ育ったところで、きちんと働け、結婚して、子供を持つ、その好循環が必要です。
 まず今はきちんとした産業政策を行政がリードして組み立て、世界の環境首都としての戦略も本当にいいと思います。
 そしてそこで生活する市民の自治意識も高めて、本当にここで住んでみたいと他のところから思ってもらえたり、海外から九州の美しい玄関口の都市として認知される都市を目指したいですね。

(取材 松尾潤二)


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

number02.jpg
◆北九州で、ミャンマーでの学校建設活動を行なっている、民谷喜美子氏に聞く


 軍政下のサイクロンで深刻な被害を受けているミャンマーに於いて、フリーマーケットや募金活動の収益により学校建設のボランティア活動を続けている「ミャンマー学校支援の会」代表の民谷喜美子氏にミャンマーでの活動を聞いた。

「ミャンマーに学校を作ろう!と考えたきっかけは、門司港パゴダで日本人戦没者のためこの50年供養を続けていただいているミャンマーからのお坊さんたちと出会ったことからです。
詳しい経緯は次のサイトに記されていますのでご覧いただきたいのですが
http://www.ikid.jp/column/no007/

 昔、日本人の兵隊さんたちが、ビルマで食料調達を含めて現地で世話になり、遠い日本で今も供養いただいているミャンマーのお坊さんに少しでも感謝したいとお彼岸におはぎやお菓子を包んで和布刈のパゴダに持っていたところから交流が始まりました。

 実際に学校建設活動を始めてから、仕事をしながらということもありましたが、日本では考えられない苦労をしながら、これまで3校の学校を建設することができました。
 北九州をはじめ、多くのご支援いただいた方々には本当に感謝いたしております。

 今回のサイクロン被害で、ミャンマーは非常に困難な状況ですが、私たちが携わった学校は内陸でしたので直接の被害はなかったと聞いています。
 ミャンマーは軍事政権で、内陸部は少数民族も多く、外国人が簡単には入れない地域が多くあります。
 4校目の学校建設活動も続けておりますが、今回のサイクロン被害で活動をどのように続けるべきか、正直なところ悩んでいます。
 長い目で見れば、教育が大変重要なのですが、現実に多くの被災者がでて、これからの農業生産もままならぬ状況で、まず食料を得て生きていっていただくことが先決な状況です。

 私の経験でも現地の政府・民間の人間で信頼できない人達が多くいます。
 せっかくの支援物資が横流しされたり、途中で私物化されたりするケースがよくありますので、被災者に本当に援助が行き渡るためには、直接、支援する側が現地で関与することが大切だと思います。
 私も学校建設の際に、銀行送金が他の国のように信頼できるシステムになっていないということもありますが、建設費用を現金で持って行き、現地の信頼できるパートナーのところまで私自身で届けています。

 何度か現地で危ない目に会ったこともありますが、せっかくの日本の皆さんのご厚意を無駄にはできませんので、一番確実な方法を選んでいます。
 日本はミャンマーでJICA含め長年地道な活動を続けているので、アメリカは嫌いだが、日本を悪く思っていません。
 貧しいので子供たちがいっぱいですが、昔の日本のようにひとりひとりの子供たちの目は輝いています。

 本来は米も1年に何回か収穫され、農業生産が盛んで豊かな土地柄なのですが、一部都市の人間と地方の多くの住民とで格差が大きく広がっています。
 日本として、麻薬畑をソバ畑にする支援なども行っているようですが、まず今回のサイクロン被害にできるだけの手を差し伸べることができればいいなと思います。

 私も、今年の夏、次の学校建設予定準備に行きたいと思っていましたが、今は政治的にも治安的にもいろいろ問題があるので慎重に考えて準備しようと思っています。
 ただ時間はかかっても、今後もできるだけ多くの子供たちが学べる環境をミャンマーに作っていく活動は続けていこうと思います」。
                          
(取材 松尾潤二)

~取材後記~
 日本での資金集め、日本でボランティアに携わる人達の思惑の違い、ミャンマーの政治事情、現地での学校建設にあたっての困難、など多くの難しい課題がある中で、地方在住の女性が小さな組織でこれまでよく活動を続けてこられたなと思う。

 ミャンマーは日本の1.8倍の広い国土に約5千万人が住んでいる。
 少数民足も多いが、90%が仏教徒で日本との関係は深い。
 石油、天然ガスを始め資源は多い国であり、人道的にも、政治経済的にも、歴史的にも日本は、軍事政権に対して今こそもっと影響力をふるう必要があると考える。

 北九州でも、地道にミャンマーへのボランティアを続けている女性がいるが、もっと多くの市民が、この北九州という地域と外国とのつながり、特に中国、韓国をはじめとしてアジアの国々と、戦前戦後を通じて歴史的に自分たちの地域がつながっていることを改めて認識してもらえるといいのだが。

                        

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

number03.jpg
◆北九州市基本構想を考えるシンポジウム
  -あたらしいまちの「かたち」をつくる部会-

 2020年の目標年次とする「新・北九州市基本構想」に関するシンポジウムが、5月17日、小倉北区のアジア太平洋インポートマート(AIM)3階会議室で行なわれた。
 今回のシンポジウムは、「基本構想を考える市民会議」の3部会の一つである「あたらしいまちの“かたち”をつくる部会」で、これまで審議会で検討してきた内容に、一般市民の意見を反映するためのものだ。会場には百人余りの市民が集い活発な議論が交わされた。

 基本構想の策定については、北橋市長が相次いで発足させた諮問機関に委ねたため、市議会には「議会軽視」との不満がくすぶっている。
 25名の委員からなる基本構想審議会では、市民からの意見・提案を取り入れたパブリックコメントを決定し、市長に答申。6月11日から始まる市議会定例会の中心議題になると見られる。行政側は基本構想の策定を今年度末に予定していることから、市議会での論戦に注目したい。

 シンポジウムで挨拶に立った部会長の山崎克明氏(北九州市立大学名誉教授)によれば、これまで「あたらしいまちの“かたち”をつくる部会」で検討してきた内容は、(1)市民と行政の協働によるまちづくり、(2)地域主権のあり方、(3)都市ブランドの構築、(4)広域連携、(5)外国人が滞在・生活しやすい環境づくりなどだ。

 特に、(1)では、行政中心のまちづくりから脱皮するため、NPOなどの市民団体がまちづくり事業の担い手として参画することの重要性を指摘。小学校区・地区、行政区、市といった様々な段階で多様な主体が協議する場づくりや、企業や役所で働く人たちが地域活動を実践できる時間を確保する仕組みづくり。大学にボランティアセンターを設置する案などが紹介された。

 また、情報公開の迅速化や事業継続性の保持、組織横断的な連携の仕組みづくり、NPOへの市職員派遣研修など、行政システムの見直しについても言及。
 地域主権のあり方については権限委譲による区役所機能の拡充。広域連携の視点から、北九州・福岡両空港の相互補完や文化・観光面での連携強化、公共施設の相互利用など、市域を超えた生活圏連携の重要性を指摘した。

 外国人が滞在・生活しやすい環境づくりでは、アジアと共に発展していく持続可能なまちづくりを行うため、外国人居住者の受け入れ体制の整備、インターナショナル・スクールの創設などが提起された。
 
 韓国や中国との人的交流が広がるなか、北九州市にとっても「内なる国際化」は重要なテーマだ。受け入れ体制の整備と共に、感性しなやかな子供たちに対して、既成の価値観に囚われない、豊かな外国語教育を与えるにはどうしたらいいか。
 北九州市の特性と将来を見据えた、個性ある市独自の国際化施策が求められている。

 当日、3グループに別れて行われたワークショップでは、地域に愛着を持つ人材の育成、行政に対する不信感を行政自らが改善する努力が必要など、市民と行政との協働を模索する参加者の意見が相次いだ。

(取材:森脇喜一)


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

number04.jpg
◆北九州に脈打つ「角打ち」文化


 かつて、石炭と鉄で栄えた北九州には、屈強な労働者たちがこよなく愛した「角打ち」文化が今も脈打っている。
 
 職場帰りの憂さ晴らし、酒とつまみで500~1,000円。五臓六腑に染みわたる立ち飲みの気軽さと醍醐味。
 市内には「角打ち」を楽しめる酒屋が約150軒。全国でも類を見ない多さだ。最近では若い女性にも「角打ち」ファンが増えているとか・・・。

 角打ちを北九州ブランドに・・と意気込む人から、タダの飲兵衛まで。老若男女、職業様々。角打ちに魅了された者たちが集う「角文研:北九州角打ち文化研究会」。
 5月21日(水)には20:00~22:00まで、小倉駅北口近くの「井手商店」で幻のカクウチを楽しむそうだ。

 角文研に興味のある方は、http://www.kakubunken.jp/を検索

入 会:会員になるための特別な資格はいらない
  会員から紹介してもらう、「角打ち会」に参加するなどして、
  会の雰囲気が気に入ったら角文研MLに登録申し込み
会 費:無料
  例会・イベントの参加費は原則として「割り勘」、百円単位の端数は会へ寄付
設 立:2005年1月31日 門司港魚住酒店にて、初期会員10名
会員数:168名(2008年4月現在のML登録者数)
活 動:各グループでの角打ち会、蔵元見学、試飲会などの「勉強会」、
  角打ち情報交換・収集、ホームページやブログでの情報発信、
  各種イベントへの参加、マスコミ取材対応、角打ちマップの制作、他

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

マックス北九州ニュースのご意見・ご感想を下記のメールにて受け付
けております。
https://www.data-max.co.jp/toi.htm

※配信不要の方は、各種「ニュース名」と「配信不要」とご記入の上、下記
アドレスまで送信下さい。
【市政】【県政】【流通】【北九州】
media@data-max.co.jp

◆毎日更新(土・日・祝日を除く)で必読の新鮮な情報が目白押し!
福岡の企業情報サイトデータ・マックス『ネットIB』
https://www.data-max.co.jp/


※「マックス北九州ニュース」は、「ブレインメール」のシステムを使用
し、配信させていただいております。
http://www.blaynmail.jp/news/topics/20070301.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


※記事へのご意見はこちら

マックス北九州ニュース一覧
マックス北九州ニュース
2008年9月25日 20:33
マックス北九州ニュース
2008年9月16日 15:21
マックス北九州ニュース
2008年9月 5日 18:27
マックス北九州ニュース
2008年9月 2日 19:19
マックス北九州ニュース
2008年9月 1日 18:25
マックス北九州ニュース
2008年8月29日 18:06
マックス北九州ニュース
2008年8月27日 20:28
マックス北九州ニュース
2008年8月26日 17:53
マックス北九州ニュース
2008年8月25日 15:30
マックス北九州ニュース
2008年8月20日 17:18
マックス北九州ニュース
2008年8月19日 18:50
マックス北九州ニュース
2008年8月18日 19:50
マックス北九州ニュース
2008年8月12日 17:33
マックス北九州ニュース
2008年8月11日 19:06
マックス北九州ニュース
2008年8月 8日 18:32
マックス北九州ニュース
2008年8月 7日 20:55
マックス北九州ニュース
2008年8月 6日 18:38
マックス北九州ニュース
2008年8月 5日 18:03
マックス北九州ニュース
2008年8月 4日 18:37
マックス北九州ニュース
2008年8月 1日 18:07
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル