(株)ミキシングは、ショッピングセンター誘致、商業施設を建築させ、テナントの入居斡旋などを行う地域開発・都市開発業者である。
大手ディベロッパーや商社と提携し、商業施設開発に加えて、飲食事業、不動産賃貸業にも進出した。その後はコンサルタント事業に専念、複合商業施設を柱とする都市開発会社として、企画開発からリーシング、運営管理までを手がけ、平成15年6月期には年商8億8093万円を計上していた。
複合商業施設の開発会社として同社の知名度が一気に上がったのも平成15年あたりから。子会社合併による所有不動産売買収入もあり、18年3月期(変則決算)には年商62億3838万円にまで伸長。19年3月期には減収になったものの、年商は60億8277万円を計上していた。
しかしながら、米国でのサブプライム問題により不動産市況は一変。2008年3月に「ガーデンモール木津川」(京都府)がグランドオープンし、第三者への売却を計画していたが難航し資金繰りが悪化。先行き見通しが立たないことから、大阪地裁に民事再生手続開始を申し立て、同日保全命令を受けた。
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