世界の環境首都と誇り持てる、市民意識の高い都市を目指したい
―――――北九州の道路行政についてはどのようにお考えですか。
松井:
まず不必要なインフラ整備は進めることは全く考えていません。しかし北九州には生活・産業道路でまだまだ整備が必要な場所は多くあります。
例えば、新門司から曽根地区を経由して新空港までの路線はいつも渋滞しています。黒崎バイパスもそうです。
中央が考えるような高速道路網で、実際の利用者が少ない道路は作る必要がありません。そして道路特定財源が一般財源化されれば、北九州の中で必要と判断した道路建設は進め、使わない分は福祉に回してもいいのです。
こうした道路作りにもパブリック・コメントの考え方を活かしていくべきだと思います。
―――――民主党の議員として国会の解散の見通しはいかがでしょうか。
松井:
これだけ福田内閣の支持率が落ち、先の山口補選でも国民が自民党の政策にNOを突きつけている状況でも、負けることが分っている状況では自民党が解散に持ち込む可能性は低いでしょう。
しかしその期間が長くなればなるほど国会も日本国民も閉塞感が強くなるだけでしょう。
一昔前であれば、国民や学生が国会にデモをかけるくらいのひどい状況だと思うのですが、よく日本国民は怒りを表に出さず黙っていると思う時がありますね(笑い)。
―――――最後に議員として北九州がどのような都市になればいいとお考えですか。
松井:
平凡かもしれませんが、「住みたい街」にしていきたいですね。人に胸を張って、ここは住みやすいいい街だと言えることが大事だと思います。
そのためには、若者が生まれ育ったところで、きちんと働け、結婚して、子供を持つ、その好循環が必要です。
まず今はきちんとした産業政策を行政がリードして組み立て、世界の環境首都としての戦略も本当にいいと思います。
そしてそこで生活する市民の自治意識も高めて、本当にここで住んでみたいと他のところから思ってもらえたり、海外から九州の美しい玄関口の都市として認知される都市を目指したいですね。
※記事へのご意見はこちら