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特別取材

No.034┃株式会社イムズ 代表取締役社長 山田寛治 氏 | 福岡への提言200
特別取材
2008年5月20日 09:30

天神の魅力向上とトレンドの変化を糧に

天神の顔として情報発信


 今日も多くの人で賑わう福岡天神。福岡都市圏のみならず、九州各県からも集客できる力を持つ街だ。その天神で、様々な情報を発信し続けているのがイムズだ。
 他の商業ビルと一線を画した路線を歩み続けてきたイムズ。「IMS=インター・メディア・ステーション」の名の通り、情報発信というコンセプトのもとで、単に物販ということではなく、ビル全体をフロアごとに意味づけして、例えば「学びを提供する」とか「ビューティーとリラックスで皆様に元気と幸せを」という展開をする。また、テナントと絡みながらイベント情報なども発信するなど、一方的に販売を行なっているデパートや商業施設との差別化で天神の顔ともいえる存在感を示している。
 「デパートがあり、当社のような商業ビルがあり、そして新天町や大名のような専門店・個店が集中して切磋琢磨していることが、お客さまにとっての魅力になっているんでしょう。ショッピングだけでも単一のショッピングセンターとは比較にならないバリエーションがありますし、飲食店にしてもあらゆるジャンルのものが揃っています」と天神の魅力を語ってくれたのは取締役社長の山田寛治氏。

天神の魅力向上は共通意識
 
 抜群の集客を誇る天神地区ではあるが、慢性的な渋滞、歩行者と自転車の軋轢など問題も多い。博多駅の再開発事業も始まり、郊外型大型商業施設との競争も激化する昨今、こうした問題を解決していかなければ、天神地区が現在のような集客力を維持できるという保証は無い。
 「私たちを含め、天神地区の商業者や行政が協力して、「We Love 天神」という活動を行ない、天神の発展を考えていこうとしています。その中では、交通渋滞、違法駐輪が大きな問題点としてあがっています。その他には美化や犯罪防止なども課題です。そうしたことを協議して、改善していくことが「まち」としての劣化を防ぐことになると思います」と山田社長が語るとおり、天神の魅力向上は共通した課題なのだ。
 消費者はスケールの大きな一番店に集まる傾向が強い。エリア間競争も同様で、天神全体のスケールで対抗することが郊外型の大型店への対抗策となる。年末には、「We Love 天神」の一環として天神の街をイルミネーションが彩る。これも天神の統一感を打ち出すための活動だが、共通クーポンの企画、回遊性を高めるための基盤整備プラン、渋滞解消に向けたフリンジパーキングの提案など、ソフトからハードまで様々な側面から天神の魅力向上に努めている。
 「天神は福岡の顔です。その天神が元気であり続けることが福岡の元気の象徴でもあります。イムズが情報発信で魅力向上に貢献することはもちろんのこと、他の商業者の皆さんと協力して、もっともっと魅力的な街にしていきたいですね」と語る山田社長だ。

[プロフィール]
山田 寛治(やまだ かんじ)
株式会社イムズ
代表取締役社長
1949年1月29日生まれ、新潟県上越市出身、一橋大学社会学部卒
72年4月三菱地所(株)入社
2000年4月海外事業部長
04年4月から三菱地所(株)九州支店長兼(株)イムズ社長。
趣味は旅行・ゴルフ。

会社住所:福岡市中央区天神1-7-11
TEL:092-33-2006
URL:http://www.ims.co.jp/


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