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01◆北九州市政を語る―「市民の風」代表　松井克演市議会議員（その２）
エキスパートを集めた産業政策チームで北九州の経済を引っ張っていく

02◆軍政下のサイクロン被害で二重の苦しみを味わっているミャンマーの実情　門司区和布刈の「平和パゴダ」で日本人戦没者の供養を続けるウ・ウィジャナンダ大僧正に聞く（その２）

03◆「アジア産業交流フェア2008」
　　　　6月26日から西日本総合展示場で開催

04◆日韓フェリー(門司～釜山)、いよいよ来月21日に第一便就航
　　　北九州市初便訪問団を派遣

05◆「北九州市応援ソング」募集！　～社団法人北九州青年経営者会議

◆北九州市政を語る―「市民の風」代表　松井克演市議会議員（その２）
エキスパートを集めた産業政策チームで北九州の経済を引っ張っていく

―――――北橋市政の経済産業政策についてはどのように評価していますか。

松井：
　北九州の経済は非常に厳しい状況が続いていると思います。そのため行政としても戦略的な取組みが重要だと考えます。

　北橋市長も大学教授や通産省OBなど有識者・エキスパートを集めた「産業政策チーム」を作り、積極的に産業政策について検討作業を進めています。
　ブリヂストンの若松、TOYOTAの臨空団地への進出が決まりましたが、この他にも小倉南区の旧北九州空港跡の3分の2を自動車関連など10社程度誘致できる産業団地にすることが決められ、そこに既に1社の進出も予定されています。
　東芝の誘致は残念ながらうまくいきませんでしたが、こういう経験も逆に活かして、更に産業政策チームの提言を受けて積極的な企業誘致は進むと思います。

―――――地場企業の振興と育成はどのように進んでいるのでしょうか。

松井：
　地場産業の中でもウエイトの高い建設業界は、民間も公共の仕事も減った上に予算も厳しくなり非常に苦しい状況です。
　行政として今進めていることは、発注の単位を小分けしてできるだけ多くの会社に仕事を振り分けることです。

　例えば、学校の校舎を新築して1社に任せるよりも、市内全部の学校のトイレを改築する仕事を発注して、規模の小さな会社でも請けられるようにして多くの会社に仕事が回るようにしく、また競争入札も、国の方針でもありますが、最低価格を６５％から７５％に引き上げ、仕事をとった会社に一定の利潤が上がるよう基準を見直して、過当競争からそれぞれの企業が疲弊することを守っていく、ということを基本に据え実行していくことです。

―――――新基本構想の原案で自民市民クラブは、北九州の人口を100万人守ることを主張しているのに対して、「市民の風」は会派として100万人に拘らないとしたのは何故でしょうか。

松井：
　少子高齢化の大きな流れの中で現状をよく見つめ、過大なインフラ整備を抑えることが必要だと考えたことがひとつの理由です。
　北九州は、若松の大水深港がうまくいっていない問題はありますが、アジアの玄関口として新空港や小倉、門司の港湾などの物流拠点は十分に競争力があると思います。
　特に新北九州空港は24時間運用でき、貨物に特化したり、海外定期便を誘致していけばアジア環黄海圏の主要空港になれる可能性があります。

　こうした明るい展望も踏まえて新基本構想を練り、結果として100万人を超える人口が維持できれば、もちろん大歓迎です。
　堅実な経済政策を実施するために、基本構想は手堅い方針がいいと考えます。

　（取材　松尾潤二）

続く

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◆軍政下のサイクロン被害で二重の苦しみを味わっているミャンマーの実情
門司区和布刈の「平和パゴダ」で日本人戦没者の供養を続けるウ・ウィジャナンダ大僧正に聞く（その２）

「今のミャンマー軍事政権はタン・シュエ議長や軍部の上層部だけが恩恵を得ているだけで、下級兵士も国民も政府を信用していません。
これだけサイクロン災害で国民が困っている中で、国連の延期勧告にもかかわらず国民投票を強行したのは、人間の仕業ではありません。

投票の結果にしても政府が操作していることを国民もよく知っています。
こういう軍事政権が続いているのは、西欧諸国が人権問題などでいくら非難しても、残念ながら中国政府の後ろ盾があるからだと思います。
国際社会が一致して軍事政権に圧力をかければ少しは変わる可能性があると思うのですが。

日本は第2次世界大戦中のビルマでの激戦により多くの戦死者を出しました。戦後は多くの開発援助を行っていただき友好関係を深め、ミャンマー国民の多くは日本人に非常に好意をいだいています。
今回の災害でもいち早く支援の手を差し伸べていただいたことに感謝いたしております。

四川大地震で中国の被災者には本当にお見舞い申し上げたいと思いますが、中国政府や中国の皆さんには、自然災害の恐ろしさだけでなく、中国が後ろ盾となっているミャンマーのような独裁軍事政権下では、政治的に国際支援が断られ、本来受けられたはずの支援が届かず、多くの国民が苦しんでいることを知っていただきたいと思います。

今ミャンマーは、とにかく多くの資金や食糧の国際的な支援を必要としています。支援物資が本当に被災者に届けられる心配ですが、今の政権でも日本政府は西欧諸国と比べ比較的影響力を持っていますので、支援の方法含めて力をいただければと願っています。

被災地は農業が中心の地域ですので、全てを失った国民にとって、塩害で数年は農業生産ができないこともあり、復興は容易ではありません。
日本や国際社会も参加した長期の復興プログラムが必要となります。
こうした状況をご理解いただきご支援いただければ幸いです」。

～取材後記～

　私の父もビルマの激戦から生きて帰れた数少ない日本軍兵だった。その父も2年前に他界したが、和布刈の平和パゴダは昭和33年に日本とビルマ政府仏教会が資金を出し合い戦没者供養のために建設したものである。
ビルマに出征した日本兵のほとんどは門司港を故国の最後の眺めとして、約17万人が帰らぬ身となった。

　この門司港で50年以上にも渡ってミャンマーからのお坊さん達が戦没者のために供養を続けていただいている。
　生き残っていたビルマ出征軍人も高齢化でその数が減り、慰霊祭などでの寄進も減って、パゴダの運営も厳しいとのこと。

　縁の深い門司に育った市民として、なんとかミャンマー災害の支援とパゴダ運営に少しでも役立ちたいと記者は思っている。

（取材　松尾潤二）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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03◆「アジア産業交流フェア2008」
　　　　6月26日から西日本総合展示場で開催
　　　　http://www.asia-techfair.com/

　平成20年6月26日から28日までの3日間、西日本総合展示場新館においてアジア地域との産業・技術交流やビジネスマッチングを目的とした「アジア産業交流フェア2008」が開催される。

　11回目の開催となる今回のフェアでは、東アジア地域において相互補完関係や分業体制の確立が求められている精密機械・自動車部品分野を中心に、各国の製品、部品、半製品、加工技術を展示・紹介。国内企業とのビジネスマッチングの機会を創出する。

　昨年開催の同フェアには、韓国、中国、タイなどから、機械、金型、金属部品加工分野を中心に35社・機関が出展、290件の商談が行われた。

　アジア各国の工業化の進展が著しいなか、北九州地域を中心に九州・山口各県、関東や関西地域からも多数のバイヤー企業が来場。工業部品・製品の調達、生産委託、技術・業務提携等の商談や情報交換など、回を重ねるごとに活発化している。

開催概要

会　期：2008年6月26日(木)～28(土) 3日間　10:00～17:00(最終日16:00迄)
会　場：西日本総合展示場　新館(JR小倉駅北口から徒歩5分)
　　　　(北九州市小倉北区浅野3丁目8-1　※駐車場(有料)
開催規模：34ブース予定（１ブース：3m×3m）
　　　　　※同時開催事業含む総ブース数：300ブース
出展予定国：中国(香港含)、韓国、アセアン諸国に拠点をおく製造業者、業界団体、他
出展対象者：精密機械・同部品、半導体製造装置部品、
　　　　　　自動車部品(プレス金型、プラスチック金型)他
主　催：アジア産業交流フェア実行委員会
　　　　九州経済産業局、日本貿易振興機構北九州貿易情報センター(ジェトロ北九州)、
　　　　福岡県、北九州市、北九州商工会議所、(社)北九州貿易協会、
　　　　(財)西日本産業貿易コンベンション協会、他

同時開催事業：
「第48回 西日本総合機械展」　http://www.convention-a.jp/kikai/
「第34回ふくおか産業技術振興展」
「福岡ナノテクNOW2008」　http://www.nano-fukuoka.jp/index.html
「ロボット産業マッチングフェア北九州」
　http://robotics.ksrp.or.jp/robotforum/index.html

問合せ先：
北九州市貿易振興課　TEL:093-551-3605　　FAX:093-551-3615
　　　　　　　　　　E-mail:a-info@asia-techfair.com

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◆日韓フェリー(門司～釜山)、いよいよ来月21日に第一便就航
　　　北九州市初便訪問団を派遣

　
　門司港と釜山港を結ぶ定期フェリーの第一便が、6月21日に門司港を出港する。
　韓国C＆CRUISEが運航する門司・釜山間フェリーの第一便には、民間団体を中心とした訪問団が乗船。北九州市と釜山広域市のビジネスや観光交流の促進を図るため、日韓フェリーの利便性をPRする。

　北九州市観光協会や民間団体、行政関係者からなる訪問団は、6月21日から23日の日程で釜山市を訪問。22日には釜山広域市、韓国観光公社、釜山商工会議所、釜山観光協会、旅行代理店等との意見交換会を行い、釜山地域を中心とした最新観光施設等を視察する。

　1日1往復、週6便運航するフェリー(KC BRIDGE)は、総トン数16,340トン、乗客600名、110TEUのコンテナが積載できる。
　門司港(西海岸)を12：00に出港し、釜山港には19：00に到着する。また、釜山港を23：00に出港して、門司港には翌朝8：30に到着するため、ビジネスや観光で九州を訪れる韓国人にとっては、利便性に優れた航路といえる。

問合せ先：
北九州市港湾空港局国際事業課　093-321-5939

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◆「北九州市応援ソング」募集！　～社団法人北九州青年経営者会議

　北九州青年経営者会議（以下、北青会）は北九州市制45周年を記念して「ふるさと応援ソング」を募集、オムニバスCDを作成し、イベントを開催することを決定。北青会は市内の20歳から40歳までの経営者を主体に1961年に結成。リーダーシップとパイオニアシップを基調として地域の活性化と社会福祉への貢献を目的に様々な活動を実施している。
　
　今回の応援ソングは市制45周年を記念して同市の良さを再発見してもらうと共に、郷土愛の再構築を図るためのPR活動の一環として企画された。また、応援ソングフェスタイベントを今年9月に開催予定、そこでこの応援ソングCDを発売予定、市内外に広くPRしたい考えだ。

＜募集要項＞
○募集期間：5月15日（木）～6月16日（月）
○募集内容：北九州市を元気発信する「ふるさと応援ソング」
・歌のジャンルは問わない。
・歌詞に北九州市に関するフレーズが含まれて、歌として成立している。
・プロ・アマ問わず。
・未発表作品可
・自薦他薦問わず、他薦の際は当事者の承諾を得ること。

＜イベントについて＞
・日時：2008年9月下旬予定
・場所：未定
・内容：応募者の中から選考、発表会を開催
・主催：社団法人北九州青年経営者会議
・後援：北九州市

問い合わせ先
社団法人北九州青年経営者会議（担当：芳野、入江）
〒806-0006
北九州市八幡西区屋敷2-14-34
TEL:093-863-0157
FAX:093-863-0404
E-mail：mail@hokuseikai.com
URL：http://www.hokuseikai.com

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