JR九州は5月20日、新人事を発表した。それによれば、石原進社長を除く4人のトップが退任する見込み。完全民営化と株式上場、さらに2011年の九州新幹線開通と新博多駅開業の2大プロジェクトを成し遂げるため、経営陣の刷新が必要と判断したと見られる。
以前、石原社長の退任の話も一部で流れていたが、石原社長を知る人物に話を聞いたところ、「あの人は何かを途中で投げ出すような人ではないから、2011年の新幹線と駅ビルのプロジェクトまではきっとやり遂げるだろう」と言っていた。
その時から、石原社長の続投は予測がついていたが、さらに唐池恒二常務と渡辺晴一朗常務を代表権のある専務にすることで、2011年の大変革を見据えた経営の役割分担と次期社長について一定のメドをつけたと見てよいだろう。
※人事内容については、下記の表を参照(JR九州HPより)