減収減益
不二サッシ(株)(本社:神奈川県川崎市、嵯峨明社長)は、5月21日、平成20年3月期 決算(連結)を発表した。
それによると、売上高は前期比2.0%減の126,373百万円、経常利益は同比50.1%減の900百万円、当期純利益は同比76.3%減の2,073百万円となっている。
当期は、グループ再編の一環としてグループの資材部門を統合し、サッシ事業以外の市場への売上拡大と資材部門の経営効率化を図るため、資材統合新会社「不二ライトメタル(株)」を2007年10月1日に発足させた。
また、有利子負債の削減、株主資本の充実などの財務上の目標も前倒しで達成したとしている。
主力事業であるビル建材事業は、昨年6月に施行された改正建築基準法の影響でマンションなどビル建築の大幅な着工遅延などがあったものの、ほぼ前期なみを確保した。しかし、形材外販事業においては、今上期のアルミ地金相場の先安感から買い控えの動きが広がり受注が減少したことに加え、改正建築基準法施行による着工遅れの影響で受注が更に減少したことなどにより売上、利益共に前期を下回った。
この形材外販事業の大幅な物量減が生産全体のコスト高を招き収益を圧迫した上、下期に入りアルミ地金価格も1月以降は再度高値に急転するなど、収益減少の要因となったとしている。
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