減収増益
東福製粉(株)(本社:福岡市中央区、野上英一社長)は、5月22日、平成20年9月期 中間決算を発表した。
それによると、売上高は前年同期比2.5%減の1,886百万円、経常利益は同比102.8%増の47百万円、当期純利益は同比43.9%増の41百万円となっている。
当期は前期に引き続き、原油や穀物相場の高騰による諸経費や生産コストなどを極力抑制し、利益重視の販売、内部管理体制の充実を進めたとしている。また、日本製粉(株)との業務提携による業務の合理化は着実に進行しているとしている。
製粉事業については、主力の小麦粉は、販売方針を量の販売から質の販売へ移行したため販売量は減少したものの、期首に販売価格の改定もあり、売上高は前年同期に比べ増収だった。また、副産物のふすまは、飼料用穀物の高騰や品薄により需要が増加し、価格も順調に推移したため前年同期に比べ増収となった。
その他の部門については、ミックス粉は、前年同期に比べ増収。また麺類、穀類その他商品は、手堅い取引に限定したため、前年同期に比べ減収となった。
不動産収入は、倉庫収入で取扱物件が減少したため前年同期に比べ減収となり、賃貸収入で賃貸料の引下げを行ったため前年同期に比べ減収となった。
食品卸売部門は、販売が順調だったため前年同期に比べ増収だった。
不動産賃貸事業においては、賃貸料の引き下げを行ったため前年同期に比べ減収となった。
以上の結果、売上高は減収。損益面では、製粉事業において経費、原料価格の上昇などがあったものの、利益重視の販売ならびに持分法適用会社および子会社の業績が順調だったため増益となった。
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