ミズノ(株)(本社:大阪市住之江区、水野明人社長)は、5月22日、平成20年3月期 決算(連結)を発表した。
それによると、売上高は前期比7.6%増の174,019百万円、経常利益は同比9.7%増の7,468百万円、当期純利益は同比14.7%減の2,420百万円となっている。
当期は、国内事業では、スポーツシューズ、アスレティックウエア、ベースボール用品、ゴルフ用品などあらゆる種目においてブランドマークの統一を実施し、これらに加え、昨年5月までスピード社とのライセンス契約で展開していた水着のブランドも、<ミズノ>ブランドに移行した。
海外事業では、国内同様ブランドマークの統一による効率的なマーケティングを実施した。また、欧米市場においてランニング専門誌より高い評価を受けている「ミズノウエーブ」搭載のランニングシューズの売上が大幅に増加した。
アジア市場では、北京オリンピックに向けて高成長を続ける中国において市民のスポーツ参加数が急増しており、これまでの富裕層に向けたブランド志向の強い店舗展開に加え、ゴルフやランニングのフィッティングサービスなど、付加価値の高い販売サービスを提供するマーケティング活動を推進した結果、海外事業の業績は顕著な伸びを示したとしている。
なお、当期純利益の減益の要因は、当期において労働基準監督署からの是正勧告を受け、支払った時間外賃金などの遡及精算額19億3千7百万円を特別損失として計上したためとしている。
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