減収減益
(株)ニチイ学館(本社:東京都千代田区、森嶬社長)は、5月22日、平成20年3月期 決算(連結)を発表した。
それによると、売上高は前期比1.4%減の199,797百万円、経常利益は同比24.6%減の2,042百万円、当期純損失は834百万円となっている。
当期は、各事業の中長期的な事業成長に向けたサービスメニューの拡充に努めたとしている。
ヘルスケア事業では、2007年9月、有料老人ホームを展開する(株)ニチイケアパレス(旧「日本シルバーサービス(株)」)の完全子会社化と、更に2007年11月から12月にかけて、(株)コムスンの介護事業を承継し、介護予防から在宅介護、居住系介護まで、トータル介護サービス体制の構築を果したとしている。
医療関連事業では、診療報酬請求業務のノウハウをシステム化した「レセプトチェック・アイ」や、医療機関の地域における集客状況などを分析する「マーケティング・アイ」などの開発、教育事業においては、「看護助手講座」や「メンタル・トレーニング講座」を開発するなど、新サービスの開発・提供に積極的に取り組んだとしている。
収益面においては、ヘルスケア事業は、介護保険制度改正の影響により、軽度利用者の介護予防への移行に伴うサービス利用者の減少や、在宅介護サービスの利用単価の下落などにより減収減益となり、教育事業は医療事務講座とホームヘルパー講座が引き続き減収となるなど、厳しい結果となったとしている。
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