(株)ヒガシマル(本社:鹿児島県日置市、東紘一郎社長)は、5月23日、平成20年3月期 決算(連結)を発表した。
それによると、売上高は前期比5.8%増の8,020百万円、経常利益は同比8.8%減の338百万円、当期純利益は同比192.4%増の200百万円となっている。
当期は、生産効率を引き上げることにより穀物や燃料、資材など生産コストの上昇率を抑えるとともに販売価格の値上げに努めたものの、値上げに対する抵抗が予想以上に強く、価格転嫁が思うように進まず営業利益は大きく減少したとしている。
水産事業については、クルマエビ飼料類は、夏エビの早期出荷、稚エビの不作、魚病被害などにより給餌量が減少し、ハマチやマダイなどの魚類飼料類は、受託生産の増加や新規顧客獲得ならびに既存顧客のシェア拡大により売上高は好調に推移した。
利益面では、魚粉などは高値安定、副原料や資材の値上げ、燃料の高騰など原価率が上昇して減益。
また、ベトナムの子会社「HIGASHIMARU VIETNAM CO.,LTD」では、テスト生産を経て操業開始となり、ブラックタイガーの養殖業者や販売代理店など販売ルートを構築しているとしている。
食品事業については、即席麺類は、「即席鹿児島ラーメン亭」、「長崎即席ちゃんぽん」の新商品が当初の見込みを上回ったものの、日清食品(株)との受託生産解消の影響が大きく販売額は減少した。乾麺・つゆ類は、梅雨明けの遅れや7月の相次ぐ台風などにより消費が伸び悩み、その他麺類は価格競争で業務用商材が落ち込んだとしている。
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