テクニカル電子(株)（本社：東京都大田区、福岡本社：福岡市南区、早川義彰社長）は、1月18日ならびに2月13日に公表した業績予想の修正と特別損失の発生を発表した。

　修正の理由について、売上高は、駐車場関連事業が、ガソリン価格の高騰による自動車使用の手控えに影響を受け、直営駐車場の稼働率が悪化したことや、改正建築基準法によって厳格化された確認審査により建築順延が生じ、立体駐車場や集合住宅向けの駐車場管理機器の販売が鈍化したことなどから低調に推移したものの、電子機器部品事業が、電子精密部品の製造販売の子会社（ＥＰＥ(Thailand)Co.,LTD.）が好調であったことから予想を上回る見込みのためとしている。

　しかし収益面は、駐車場関連事業の収益が悪化したことなどから、営業利益と経常利益は予想を下回る予定。また当期純利益は、日飛電子精機(株)との合併により棚卸資産を精査した結果、特別損失として棚卸資産評価損を59百万円計上したことや、計画に対し業績が悪化したことなどにより繰延税金資産を取崩し法人税等調整額を68百万円計上したことなどから、予想を大幅に下回る予定としている。

◇通期の業績予想（連結）（平成19年4月1日～平成20年3月31日）
【売上高】
前回発表予想：8,000百万円
今回修正予想：8,328百万円
増減額：328百万円
【営業利益】
前回発表予想：350百万円
今回修正予想：314百万円
増減額：△36百万円
【経常利益】
前回発表予想：250百万円
今回修正予想：239百万円
増減額：△11百万円
【当期純利益】
前回発表予想：△192百万円
今回修正予想：△344百万円
増減額：△152百万円

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