厚生労働省の雇用関係の産業雇用情報官によると、求人件数が減ってきたという。求人件数が減ってきたというのは、不景気の前触れでもある。一部には景気後退説もささやかれているが、その予兆であろう。求人件数が減ってきたもう一つの理由には、派遣社員の求人件数が減ったという理由もある。これは、派遣先が決まらずに求人を出していけないという規制を強化したからである。
同情報官はちょっとガッツポーズ気味だった。一方、福岡に支店のある大手派遣会社のマネージャーはいらんことしやがってと舌打ち気味。
情報分析官も景気が後退しているとははっきり言わないが、雇用に変化は見られることは認めている。求人件数は増えてないものの、求職者数、特に新規登録者が増えたとのこと。同情報官によると「これって会社をやめないで転職をしようとする人が増えたんですかね」と。
そう簡単に仕事が見つからないとビジネスマンの多くは感じている。しかし、それでは腰をすえて働けないとも。経営者は景気の動きをにらんでおくことも大切だが、自社の社員の不穏な動きもにらんでおかないといけない。
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